「私の勤務地・住んでいる都道府県の平均年収ってどれくらい?」。2018年9月~2019年8月の1年間でdodaエージェントサービスに登録した約40万人のうち、正社員として働く20歳から65歳までの女性をピックアップし、都道府県別に平均年収をまとめました。
地域 女性 男性
関東 363万円 427万円 |
関西 | 326万円 | 390万円 | |
東海 | 326万円 | 401万円 | |
北海道・東北 | 307万円 | 368万円 | |
北信越 | 312万円 | 381万円 | |
中国・四国 | 311万円 | 381万円 | |
九州・沖縄 | 310万円 | 369万円 |
関西エリアで最も女性の平均年収が高かったのは、兵庫県と大阪府の329万円でした。
兵庫県と大阪府は労働人口が多く県内総生産も高い水準を維持しているため、これに比例するように平均年収も高くなっています。
東海エリアで最も女性の平均年収が高かったのは、静岡県の329万円。愛知県も僅差の328万円と、工業が盛んな地域の平均年収が高い傾向にあります。
また、この2県は年収300万~400万円未満の層の割合がやや低く、一方で年収400万~500万円未満の層の割合が高い(それぞれ15.3%と全都道府県で7位)ことも確認できました。
北海道・東北エリアで最も女性の平均年収が高かったのは、岩手県の318万円でした。秋田県と山形県は300万円を下回る結果に。
また、北海道・東北はエリア別で見ると平均年収が最も低い307万円で、関東(364万円)と比べて56万円の差があります。同時に、年収が300万円未満の層の割合も49.6%と約半数を占めました。
北信越エリアで最も女性の平均年収が高かったのは、石川県と長野県の317万円でした。
伝統的工芸品の生産で有名な石川県は工業も盛んで、年収400万円以上を得ている層の割合が北信越の中で最も高く、全体の20.8%を占めました
中国・四国エリアで最も女性の平均年収が高かったのは、徳島県の322万円。全体の平均年収とは59万円の開きがありますが、都道府県全体で7番目に小さい差となっています。
また、徳島県と鳥取県は、女性・全体の平均年収ともに昨年から約20万円のアップとなりました。
九州・沖縄エリアで最も女性の平均年収が高かったのは、鹿児島県の323万円でした。
北海道・東北エリアに次いで平均年収が低かった九州・沖縄エリアですが、鹿児島県の平均年収が頭一つ抜けており、都道府県全体でも11位にランクインしています。
また、沖縄県は女性と全体との平均年収の差(28万円)が最も少ない結果となりました。