中国武術の力とは…7 | 青空(せいくう)のブログ

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日々の想いや過去の体験など幅広に書いていきます。

青空です

ようやく闘病以外の記事を書こう、という気になってきました

コロナ恐るべし・・・

 

ハロワの認定日で就職相談もしてきたのですが、暑くなってきたので安定所内の空調点検かなんかで外部の人が入ってました

 

順番待ちで長椅子に座っていたワタクシ、いきなり目の前に「グワッシャーン!」という音とともに50センチ四方の天板?が落下。空調会社のにーちゃん「ああ、やべえ…」じゃなくて何か無いの?怪我しかかったんだけど?しかも相談日に「落ちた」よ?どーしてくれる?

 

・・・すみません、やり場のない怒りが

 

ええ、このシリーズ、どなたか読んで下さっているのか判りませんが、地味~に続けさせて頂きます

 

今回は捩りのチカラである纏絲勁。捩ることに関しては別に中国武術の専売特許ではなく、空手の突きでも腕を捩りながら出す。腰を捩って突きを出す等々…更に言えば、歩くときに手と足を交互に出すから身体が捩れる。まあ明治期以前は手と足を同時に出して歩いていたそうですが、そこを突っ込みだすと「ナンバ歩き」だの「古流武術の身体操作」だのに広がって行くので今回は割愛

 

元々は「発勁」に関して発する起点を「足底から開始する」という点で纏絲勁を意識しだしたのですが、当時の情報ではその程度の事も凄い情報だったんですよね

 

で、「発勁」にしても受け流す(だけではないが)「化勁」にしても纏絲勁を学ぶのが有効だと思い、陳式太極拳老架式の簡易をやり始めました。太極拳に詳しい方でしたら釈迦に説法ですが、老架式は陳式太極拳の、いや全太極拳の「プロトタイプ」ともされます。さらに「小架式」「新架式」「新々架」や「忽雷架」等々、練習の段階・また伝承の違い・新しい錬法の創出により、さまざまな套路があるわけです。また伝承者の広がりにより式、楊式、式、孫式、武式(他にもある)に分かれている現状です

 

まあ、そもそも「太極拳」とは何ぞや?となると温県の家溝で行われていた武術自体が複数あり真相が判りづらい。これは「少林拳」が嵩山少林寺で行われていた多数の門派の総称であるのと同様なものですね

 

 

脱線しすぎた、何だっけ?そうそう纏絲纏絲!捩りでした

老架式については「捩りの加わった長拳系武術」的な印象です。捩りを外して速度を速めて演武するとまんま長拳に見えます。高校時代に「健康太極拳」を習っている同級生の前で老架式をやって見せ「これが源流の套路だよ」と言ったら「え~!そんな手足伸ばして速い動作のあるの太極拳じゃないわ!」と予想通りのお答え。その後に推手やったら青空の方が功夫あって、ビックリとか懐かしい思い出です

 

太極拳がゆっくり動くのは纏絲勁を意識・養成していくため。他派の太極拳は判りにくいですが、陳式の老架で速く動いては「勁道」螺旋を描いて力を伝達する「ギア」も「カム」も作り出せないのです

 

何も沢山の型をやらなくとも攬扎衣・単鞭・掩手捶・雲手だけでも十分理解できます。特に「単鞭」、起点は「右手」の捩りから始めます。冗長になるので全部書きませんが、左手の掌打を打ち終わるまで身体上下を一方向に「捩り上げる」。息は切れないがスゴク身体にストレスが掛かる…套路の型全てにそういう「伝達線」があり、簡易式でも「技が多すぎる」と思う位です

 

久しぶりに書いたら長くなってしまいました

 

実際の作用等については改めて続けたいと思います。お嫌でなかったら、またお付き合いのほど・・・

 

 

今回もアクセスいただいた方とのご縁に感謝

ありがとうございます

 

読んでくださった方に良きことがありますように(^_^)/