しっくい基礎知識  おさらい | 株式会社グリット デザイン・リフォーム・広報部 リノベーションLABO

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2007年1月にスタートしたブログですが、株式会社リノベーションLABOのブログとして運営してまいりましたが、皆様御想像通リ妙齢となり、もともと商売には向いてないこともあり、株式会社グリットのデザイン・リフォーム・広報部を務める事となりました。

このところ自然素材のブームですが、内装材に珪藻土を使っているというのが売りになっていることも多い。吸放湿性がある、シックハウス防止に効く、健康によいなどなど。確かに珪藻土自体の吸放湿性能は高いから、それを壁に塗ることは室内環境を改善することは確かだろう。
しかし実際に内装建材として売られている「珪藻土建材」に吸放湿性能はいったいどの程度あるのか、かなり疑問です

珪藻土にはいくつかの種類がありますが、太古のプランクトン(珪藻)の遺骸が堆積したものであることは同じです。石灰化した粒子(プランクトン遺骸)の表面に無数の孔が空いていることから、活性炭のような吸放湿効果が高いのです。こうした珪藻土自体の説明はご存じのことでしょうから、省きましょう。
問題は、その「珪藻土」と建材として販売されている「珪藻土建材」とは同じ物か? です。

ところで漆喰や石膏、セメントは水を混ぜれてしばらくすると固化します。しかし珪藻土には固まる性質(自硬性)はありません。乾くとまた土の状態に戻ります。珪藻土製品として代表的な七輪が固まっているのは、高温で焼いているからです。その七輪でもこすれば、珪藻土が容易に削れてきますよね。
しかし左官材として販売されている「珪藻土建材」は壁に塗ると確かに固まってきます。ではなぜ固まるのかというと、珪藻土に固化材が混ぜられているからです。さてではその固化材の成分はいったい何か?

珪藻土を左官するためには、珪藻土を固化させるために何らかの固化材を混ぜる必要があります。
石膏、漆喰、セメントに珪藻土を混ぜて用いることもできます。これらの材料は、それ自身にも吸放湿性能があるので、珪藻土の吸放湿性質を大きく損ねるということはないでしょう。

しかし市販の珪藻土建材のほとんどは合成樹脂を固化材に使っています。合成樹脂には吸放湿機能が全くありません。だから合成樹脂を加えることは珪藻土の吸放湿性質を阻害します。


そこで問題は、では市販の珪藻土建材にはどのような固化材がどの程度含まれているのか? です
これを明確に示しているメーカーはほとんどありません。
しかも驚くことに、珪藻土建材に珪藻土が何%入っているかを示しているメーカーもほとんどありません。

 

珪藻土がガンの原因ではないかという情報もあります。確かに結晶性シリカは肺ガンの原因とされています。国連のIARC(国際ガン研究機関)では、シリカの項目 に珪藻土(diatomaceus earth)の発ガン性が載っています。
  結晶性シリカの発ガン性は最も高いランクのGroup 1で「発ガン性あり」です。
  しかしAmorphous silica (非結晶性シリカ)は、Group 3で「人に対する発ガン性を分類することができない」というランクです。ガンの「可能性あり」とも言えないが「可能性がない」とも言えない、要するに「わからん」というものです。というのは、珪肺症がガンに発展するから珪藻土には発ガン性があるという見解(研究結果)が一部にあるからです。そうではないという見解もあって、「分類できない」となっています。(某HPより拝借)

・・・てな訳で、こないだ職人に聞いたら、1センチ位厚みないと十分調湿しないかもといわれました。

私、漆喰の説明を求められたときは、若干の調湿と謙虚な説明してます。

画像は、六本木ヒルズテレビ朝日放送センタースタッコアンティコ ・ベネチアーノ

 

https://ameblo.jp/78287828/entry-10023837675.html

 

 

 

2007年に書いた記事です。

これから12年たちました。いろんな見解があるかとは思いますが・・・

なかなか、納得いく情報が得られないのが現状ですな。

 

 

カミさんに一般の方にもご理解いただけるよう書き直せ的なこと言われるんで・・・頑張ります。

 

 

紀元前から存在する、完全リサイクル建材なんです。

2030年問題に向けてどういたします?

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%88%E6%88%90%E6%A8%B9%E8%84%82

 

珪藻土でさえこの始末なのに・・・合成樹脂の左官材ってもはやダメでしょ。

 

12年警鐘を鳴らしてもこのざまだよ。

 

本気でやろうよ・・・廃材問題。

 

 

 

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