株式会社不動産経済研究所は、このたび、1973年から2012年までの40年間に集積したマンションデータをまとめた「全国マンション市場40年史」を公表した。
40年間でマンション価格(全国平均)は1,086万円から3,824万円へ3.5倍に、東京23区内の専有面積平均は42平米から66平米へと1.6倍となっている。「全国マンション市場40年史-新マンション時代からどん底へ そして復活-」は、マンション市場・業界の栄枯盛衰、市況の変動を累積数値から分析したオリジナルデータから主な指標を抽出した。
調査対象は1973年から2012年までの40年間に全国で発売された3階建て以上の民間分譲マンション。マンション業界のみでなく、不動産市場の動向や一般的経済指標を示す際の基本数値の源泉として、研究、活用できる指標の一つとなる。
【主なポイント】
●1973年から2012年までの40年間に全国で発売された民間新築分譲マンションの累積供給戸数は467万4,822戸。全国ストック(1973年から2012年末の累積着工戸数約627万戸)の約75%。
●1973年と2012年の供給戸数比較:全国ベースではほぼ同数、首都圏は1.2倍。
●10年毎の全国における供給戸数:03年~12年は93年~02年の4分の3にまで減少。
●1973年と2012年の平均価格比較:全国平均で3.5倍に。
●1973年と2012年のマンション総発売額比較:3.5倍に拡大。
●1973年と2012年の事業主別供給ランキングでは、1973年の20社のうち2012年にもランク入りしているのは三井不動産(2012年は三井不動産レジデンシャル)、三菱地所(三菱地所レジデンス)の2社のみ。合併や吸収などもあり6割超の事業者はマンション事業から撤退、退場している。
■参考
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0346929_01.pdf
以上、SUUMOジャーナルより
非常に参考になるデータなので、そのまま載せちゃいます。
事業者より一般の方に目を通していただきたいと思うところです。
なぜ、大手以外のデベロッパーの撤退が多いのか?
札幌では、新築マンションが中央区しか供給されなくなってくるでしょう・・・。
中古を買ってリノベーションをするという行為は、新築購入との比較されていますが、選択肢ではなく必然になってくるでしょう・・・。

