モロッコ磨き タデラクト 調査ナウ | 株式会社グリット デザイン・リフォーム・広報部 リノベーションLABO

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2007年1月にスタートしたブログですが、株式会社リノベーションLABOのブログとして運営してまいりましたが、皆様御想像通リ妙齢となり、もともと商売には向いてないこともあり、株式会社グリットのデザイン・リフォーム・広報部を務める事となりました。



主成分は天然水硬性石灰・・・
天然水硬性石灰(NHL)はフランス北東部・アルザス地方で昔ながらの伝統製法によって、石釜炉で石灰石を焼成して作られています。
水硬性と呼ばれる通常の漆喰にはない特徴により、水と混合することによって短時間で硬化し、初期硬度を与えます。.
その後は漆喰と同様に気硬性の性質により、空気中の二酸化炭素を吸収しながらゆっくりと硬化し、元の石灰石に戻ってゆくヨーロッパ古来の循環型素材です。
水硬性と気硬性の性質を併せ持つ、世界でも稀な特徴を持っています。
現在では、フランスのストラスブールやランスのノートルダム大聖堂などの歴史的建造物の修復材に指定されています。

天然水硬性石灰は、粘土質の石灰石を焼成して得られる水硬性石灰の一種です。
利用は紀元前のギリシャ時代に遡り、世界最古の建築書にも登場しています。水硬性の機構が見出されるのは18世紀に入ってからであり、これをきっかけに産業革命では水硬性であるポルトランドセメントが発明されました。

天然水硬性石灰の産地、フランスのアルザス地方は、ライン川の水運を利用して古くから工業が盛んに行われていたことや、交通の要衝だったこともあり、17~19世紀にかけて長くドイツとフランスの間で領土の獲得競争が繰り広げられてきた地域です。 
この激動の地で100年以上にわたって、建築家、装飾家や職人に愛用されてきました。
今日ではランス大聖堂、ストラスブール大聖堂といった著名な歴史的建造物の他、各地の伝統古民家の修復材として指定されており、高い性能が評価を受けています。




タデラクト・・・モロッコで古くから伝わる伝統の左官技術。その歴史をたどると「ローマ帝国の技術」とも言われています。
表面を石で磨きこむことで、天然石を想わせる艶と透明感、そして深い輝きを放ちます。高い耐水性を有しており、水まわりはもちろんの事、浴室、浴槽まで幅広く使用されています。
タデラクトは、モロッコのマラケシュという地域を中心に伝統的に伝わる左官技術及び材料で、水硬性石灰の特徴を生かした塗り壁材です。タデラクト(TADELAKT)という名前はアラビア語の“dellek”(力を入れて形成する、こする)に由来しています。
又タデラクトの歴史の始まりは、耐水性に優れているという特徴から壺の表面の仕上げに使われていたと言われています。


 

 

 

 

 

タデラクトの主成分である水硬性石灰は、石灰石を焼成して作られており、水と二酸化炭素で固まる石灰です。 
ギリシャやローマでは紀元前から水硬性石灰が使われていたと言われており、有名なローマの浴場、劇場の遺跡などにも水硬性石灰が残っています。

 

 

 

日本で昔からある石灰は気硬性石灰(空気中の二酸化炭素で固まる)で形成されていますが、その気硬性石灰よりも耐水性に優れているのが特徴です




テラコッタ、モルタルなどに専用の下地を塗り付け、仕上げでタデラクトを塗りつけることが出来ます。様々な形の造形物を作る事が出来るので、左官仕上げとしての可能性は広がります。



タデラクトは元来モロッコで壷の仕上げ材と使用している事もあり、高い耐水性をほこり、浴室はもちろんのこと、シャワーブース、洗面台の仕上げ材として使用できます。



表面を小さな磨き石(セラミックストーン)で仕上げる事で艶を出し、独特なムラ、模様になり工業製品にはないあたたかみのある仕上がりになります。店舗の壁面、住宅のワンポイントなどで使用すると、今までにない独特な高級感のある空間を作る事が出来ます。





タデラクトは日本の漆喰磨きと似ていますが、使用する道具が違います。日本では鏝を使用して仕上げるのに対して、タデラクトは小さな5cm程の石を使って仕上げます。そうすることによって、独特なむらのある仕上げになります。また小さな石を使う事により、今までの壁材では出来なかった様々な形の造形物に対応出来るので左官仕上げとしての可能性は広がります。

 

 

 

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