新築に似せることがリノベーションではないのではという本質・・・小樽の古い建築物から感じること | 株式会社グリット デザイン・リフォーム・広報部 リノベーションLABO

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2007年1月にスタートしたブログですが、株式会社リノベーションLABOのブログとして運営してまいりましたが、皆様御想像通リ妙齢となり、もともと商売には向いてないこともあり、株式会社グリットのデザイン・リフォーム・広報部を務める事となりました。



リノベーションEXPO JAPAN2012が近づています。
企画のまとめを担当することになりまして・・・一度、頭をちょっと整理しなきゃなって・・・。

リノ協で御一緒する方々の立ち位置は様々・・・。

流通系・・・
設計系・・・
ビルダー系・・・
企画系・・・
リフォーム専業系・・・
建物調査系・・・
メーカー系・・・

それぞれ、目的や制限が違うのは無理ありません・・・。

で、オイラは例えるなら・・・物販系に紛れ込み器用なふりを身に付けた不器用者といったとこでしょうか・・・。

どうも、割り切れないし、かといって愛社精神はこれでいてけっこうあり・・・家庭はというと知能障害の娘を守っていかなくてはならない・・・。

さて、どうしたもんでしょうかネ~






・・・でね、こないだ久々小樽で時間を過ごして、ちょこっとひっかかるものを感じて悶々としているわけなのですが・・・。

失礼して、撮った家の画像・・・まさに小樽の象徴のような古く年輪を感じさせる建築なわけですが・・・。

左官とトタンの技術がものすごいのですが…気密だとか断熱だとかは全く縁のない状態です。
建物の価値観も常識も変化して、それに呼応できるものはごく一部なのが現状でしょう・・・。





宮崎駿の
千と千尋の神隠し にでてきそうな世界観が、小樽にあるような気がしてならない。


大きく分けて、再販用の商品としてのリノベーションと、自分の価値観やライフスタイルを求めるリノベーションが両輪になっている業界の現状が、リノベーションの定義を曖昧にさせている気がしている。


でも、それは決して過ちでも罪でもなく必然であると思う。
どちらかだけでは、力と意味の両方をもちえず継続できない・・・。





中途半端に営業マンであり、デザイナーであり、現場監督であり、企画屋、職人までやる自分の曖昧さがある意味微妙なのでしょうかネ。

ここんとこで自分の中で込上げてきたもの・・・

新築に似せるのがリノベーショではないという本質的な危機感。



 

 


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