351. 日常は非日常 | 藤川恵美子脳洗浄®︎代表

藤川恵美子脳洗浄®︎代表

脳洗浄®︎を学びませんか?

詳細はお近くのPARAFUSE.を検索して相談してみてください


PARAFUSE.代表
藤川恵美子

東京を離れた生活は
約30年ぶりだ。
まさか埼玉県に住むなんて
夢にも思わなかったが
住んでみたら驚くことに
居心地が良い。





ちょうど家の真ん前が小学校で
土曜日のせいか
校庭から野球少年の元気な声と
カッキーンと鳴り響く
バットに当たるボールの音が
まるで映画のワンシーンの
ように感じる。





今日はテレビが来るし
(何年も購入したことがない)
引っ越したばかりの何もない
部屋にまずはお酒を買いに
行こうとスーパーへ向かった。

パスタ、お好み焼き
焼そばとグルテン祭りの
食材はもちろん控えた方が
良いのかもしれないが
世間の休日モードを言い訳に
とことん甘やかそうと決めた。





1人の生活が長いこともあり
仲間が遊びに来る時は
パパッと料理がしたくなる。

ウイスキーを飲みながら
野菜たっぷりの焼きそばを
味見しながら作る幸せを
感じている時だった。





妹たちはこうやって料理を
しながら3人の子育てと
仕事はフルで働きながら
旦那さんの帰りを待っている
んだなぁと思ったら
尊敬に値するが

むしろそれが世間一般の
日常だとしたら
私はいかに非日常を生きて
きたのだろうかと振り返り
少しだけ寂しく感じた。





気がつけば1日中
洗い物をしていて
ちょっぴりカサついた指も
珍しく、座って食べずに
味見だけして終わった
食事も楽しく

テレビでCMが邪魔する
映画を観るのも何十年振りで
全てが非日常で幸せに感じた。





こんな日が来ると
思わずにいたのは
こんな生活をイメージした
ことがなかったからだが

何を食べて
何を飲んで
何を観ても

1人では味気ないことに
気づいてしまった。
どれだけバタバタした人生を
生きてきたのだろうか。





野球少年の元気な声がBGM
のように聞こえる時間帯に
マネージャーの友梨先生の
大事な人を施術した。

すやすやと眠る姿を見て
愛おしく感じた。
仲間の大切な人は
私の大切な人であり
皆んなが幸せでいてほしいと
心から願っている。





あなたもあなたの温かい
両手で家族だけでなく
大切な人の大切な人まで
癒してほしい。

なぜならば
それこそが自分への
癒しだからだ。

#藤川恵美子
#藤川恵美子エッセイ