セラピストになって良かった
と今日は心底思った。
セラピスト歴約30年の私は
自分がセラピストになって
良かったと思える余裕が
無かったし
甘えることがなかった。
でも人間の限界を知って
「ごめん、痛いから手を置いて」
と初めて仲間に甘える
ことができた。
甘えることで楽になる身体を
知ると、しょっちゅう甘えて
しまうことも経験できた。
「痛たたた〜、ふぅ〜」
をどれだけ呟いただろう。
KANAKO先生はいつも
隣にいるから私が痛いと
言う前に、勝手に腰に手を
当ててくれる。
歩き出すと痛みがぶり返し
座って立ち上がると痛みが
強くなり、1日2回までの
痛み止めを隠れて1時間
ごとに飲んだりしていた。
日本から主治医のTAKA先生
がオマーンに来るまでは
入院がしたくない。
でも、セラピストの仲間が
一緒にいるから乗り越える
ことができている。
「KANAKO先生本当に
ありがとうね」
「何もしてません」
「ドバイで最高の治療が
できる病院を見つけてくれて
歩けるようになったもん。
それにいつも腰に手を当てて
くれてありがとう」
「とんでもないです」
KANAKO先生は凄い。
今日病院で脳洗浄の営業を
ずーっとしていた。
私はアチチのお灸と、激痛の
針治療に耐えながら内心
笑うくらいだ。
その仲間の熱い想い。
「代表！無理しないでください
あたし、やります！」
まだセラピスト歴が浅く
師匠とも疎遠になって
海外で1人ぼっちで不安な
顔でビデオ電話をしてきた
KANAKO先生の姿はまるで
遠い過去に感じるほど
成長が早く、頼もしい。
全ては、あなたがセラピスト
になって何がしたいのか？
どこに向かっているのか？
が明確であれば、セラピスト歴
はもはや関係がない。
KANAKO先生本当に
ありがとう。
メンズセラピストの
HOSHIKO先生は気功が
できる。寝る前にヘルニア
付近の筋肉を弛めてくれた。
さらに歩き方の指導も
してくれた。
めちゃくちゃ楽になった。
仲間がセラピストで嬉しい。
そして今日、私たちは
ドバイでロイヤルたちの
施術をする。
今日は痛みよりも
嬉しくて寝不足だ。
皆んなにこれからも
甘えながら
藤川恵美子にしかできない
ことを開拓していく！
本日もよろしくお願いします！
#藤川恵美子
#藤川恵美子エッセイ
