昼食休憩の後、お八巡りに出発です。
パンフレットによると休憩時間をのぞいて90分かかると書いてあります。我々のチームは慌てずゆっくりですので、2時間をめどに歩きました。
ガイドさんは我々の顔を見て疲労度を探りながら時々立ち止まり、いろいろな話を聞かせてくれました。それがとても興味深く、面白かったですね。よう勉強してます。
何やら向こうに日本一高いところにある郵便局が見えてきました。
はがきや手紙を投函する方もおり、ちょっと休憩タイム。その合間を縫って、またまたガイドさんの小話をいろいろ聞きました。若いのによう勉強しちゅうし、おもしろいねえ。
歩きます歩きます~。まだまだ元気だョ~。
さあ、本当の富士山頂3776m地点が見えてきました。なんか、突然道が急になっているぞ~。まるで、スキーのジャンプ台のようだね。
昔と言ってもそれほど昔のことじゃないけれど、プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが火口に向かって滑ったということです。
なかなか最後のスロープは傾斜がきつい。上りはまだいいとしても、下りは恐怖。何人もの人が転倒しておりました。
別のグループが私たちのグループの10分ほど前を進んでいるようです。実は同じルートを辿っているということでした。
日本最高峰の碑の前で記念撮影。
ガイドさんの音頭で、日本一最高峰富士山登頂を祝して万歳三唱をしました。周りの人も巻き込んでの万歳三唱です。
山頂から見る火口です。富士山は火山だとこれを見ると分かりますよね。
お八巡りも後半。カミさん大満足。そりゃ~、上りばっかりの道から、フラットな道が出てきましたからね。
1周して元の場所に戻ってきました。ベンチでは、若者が力尽きて眠っております。
さて、8合目の太子館まで、ここからは下ってゆきます。持ってきていたはずのマスク、登りの時小屋に置き忘れてきていたので、同じツアーの方からマスクをもらいました。ありがとうございます。
下りはこんな感じ。ストックを伸ばして膝への負担を軽減させます。ガイドさんから、下りの歩き方を教えてもらいました。私なんか、重い荷物を背負っているから、ついつい後傾の姿でなりがちですが、そんな歩き方だと膝に負担がかかり傷めてしまいます。
足裏全体で接地することがひつようなんですよね~。
「踵から接地して、つま先に体重移動して…という歩き方はダメです。片方の足に体重が乗ったらすぐにもう一方の足を前に出す。さっさっさと歩くことがポイント。」
なるほど~。急勾配の所はそうはいきませんが、膝への負荷が少なく歩きやすい。
山側を下ります。それは落石させてはいけないからです。速い人に谷側を抜いてもらって下ります。
そして、無事2日目の宿「太子館」に到着。疲れているのでぐっすりと眠れたかというと…。どうもこの山小屋で熟睡するのは難しい…。
禁酒2日目終了。楽しい富士登山も後1日です。