はーい今年もこの時期がやって参りましたー
通知表でーす
今年は森のかめの教師人生最高人数の約500人
成績の付け方は学校によって異なるんですが。。。
どの学校もコメントを書かないといけなくて四苦八苦
英語の間違いは許されないんで、コンマを付けるか付けないか一つでも神経を使います
ということで、今日は時期になると1日の大半を机に向かわざるをえない、オーストラリアの小学校の通知表事情を暴露したいと思いますあ、中高校は結構どの学校も正直ですよ
1. Goodは良くない
授業態度と努力を絶対評価で評価するんですが。。。
Needs attention→Good→Very good→Excellent
の4段階なんですね
そう。。。Goodは。。。
まさかの半分以下
えぇ、この言葉だとGoodは「良くない」っていう解釈なんですよ
職員会議で「satisfactoryかacceptableに変えた方がいいんじゃない?」という案も出たんですが。。。
却下
ハイ、この学校のグッドは決して良くないですよって、私のgoodも良くないので、グッドという言葉に安心していると、いつかお子さんに足をすくわれるかもですヨ
2.「時々」以外はご想像にお任せします
Notなどの否定系をなるべく使わない通知表のコメント。。。なので、sometimesやat times, a few timesという単語が書いてあったら。。。
He/She sometimes participates in class activities. 訳: 時々授業に参加します。
時々以外は何やってるんだ通知表を持ってきた子供に突っ込みましょう
3. 全ては未来に託す
オイタをしまくった子たち。。。文句を書きたいけど、書けないんですよねー
なので、過去のことは水に流し、あくまでもその子にとってより良い未来のために。。。という表現限定で書きます
A goal for (name) is to work on developing his/her resilience when the work is challenging.
訳: 来セメスターの目標はすぐに無理と諦めず、もう少し頑張ってみましょう。
いやー、もう腹たちまくって毎時間のように追い出していた子たちには。。。感情を込めて、こんなコメントを
(Name) has been working on developing his/her learning behaviour in Japanese. (Name) would benefit from paying more attention during class time and listening carefully to the teacher’s instructions.
訳: (名前)は日本語の授業でどのような授業態度で臨むべきか、学んでいる最中です。なので、(名前)は授業に集中し、先生の言うことを注意深く(素直に)聞きくと、もっとよくなるのではないでしょうか。
一見すると、みんなよく頑張ってる、よく出来てる、という文面ですが。。。
保護者の皆さん。。。
言葉は額面通りに受け取らず。。。
私たちの意図を汲み取って下さい
以上、現場からでした