備忘録3

オーストラリアで家を新築するには、2つの建築申請許可が必要です。まずはプラニング・パーミット(planning permit)。どこでどんな建物を建てるかの許可をもらいます。そしてビルディング・パーミット(building remit)。これは建てたい建物がどんな外観で部屋数はいくつなど、カナリ具体的なことに関して許可をもらいます。

私の場合、プラニング・パーミットは私自身で、ビルディング・パーミットは建築会社が申請しました。






平面図決定後、建築会社が我が家へ来ました


「どこに建てたい?」


と訊かれ、


「ここら辺かな??」


と、ここら辺をマーク。測量して、後日こんなかんじで出来上がりました。
{C6687F8E-8E6A-4870-9A97-BC088AF7D2BD}家に対する敷地が大きすぎて、ある意味斬新です。




で、建築会社から家の周りの木を切り倒す許可とプラニング・パーミット(planning permit: 建築申請のようなもの)を役所(council)から取ってくれ、言われました。


そんなんどうやって取るんだ???




役所へ電話📞




両方一緒に申請できるらしい。


私: どうやって申請するのー?


役所: ホームページにある申請用紙ダウンロードして記入し、必要書類と一緒に郵送してくれれば大丈夫よ。


私: オーケー



申請用紙をダウンロードし記入、建築会社からもらった図面に❌印をつけ、木の写真を貼り付けて、その他必要書類と一緒に提出しました。


数週間後。。。見事に却下。そりゃそうですよね、ど素人の外国人がテキトーに書いて集めた書類で通るわけがない。。。

役所の人も呆れ顔で、「プラニング・パーミットを取るのは結構難しいのよ。みんなプラニング・パーミット・コンサルタントを雇ってるんだから、あなたもそうしなさい。」と。


知らなかった。。。



ということで、事情を建築会社説明し、もう少し待ってもらうことに。

すると。。。建築会社の人でサイドビジネスとして、代行申請をしているという人がいるではないか!!!早速その人にお願いしました。必要書類は直接彼女が手配してくれるので、私は何もしなくて楽。


そして、数ヶ月後、無事降りました!!!


ラッキー!!!ということで、木を切り倒し、再び建築会社と協議開始。

内装を決め、最終的な見積もりを出してもらい、契約書にサイン!!

やったー。

で、建築会社がビルディング・パーミットを申請したら。。。まさかの却下!!!原因は取ったプラニング・パーミットが条件付きで、それらの条件がまだ満たされてないかららしい


ガーン、そういえばなんか言われたな。。。でも舞い上がって、ちゃんと聞く耳👂を持ってなかったよ。。。


条件付きのプラニング・パーミットをクリアにするための必要な書類は行政書士さんにお願いをしました。


アーーー、木なんて切り倒すんじゃなかったーーーーーー


改めてプラニング・パーミットを見直し、条件を全て理解。

で、再度申請。。。


条件付きビルディング・パーミットが降りました。


ということで、建設開始!!!2014年9月から始めた家の新築計画、建設開始まで実に1年半もの期間を費やしたのでした。


でも、私がもう少しこういうことに注意していれば、ここまで苦労しなかったと思います。。。

1. Residential area(住宅街)以外はやめたほうがいい
私住んでいる地域は100mごに一軒家が建っているlow residential areaと呼ばれるところでした。周辺環境への配慮が厳しく、色々と規制があります。各地域によって規制は異なるので、プラニング・パーミットは専門知識がないとオーストラリア人でも取るのが難しいと言われる所以です。

2. 1つの敷地に2つ家を建てようとしない
基本、オーストラリアでは建て直しか更地に建てるのがメジャーらしく、私のようなケースは役所は嫌だったみたいです。分筆(sub division)するという手もあったのですが、お金💰がかかるし、どこで土地を分けるかなど、これまた面倒くさそうな手間が待っていたので、私は断念しました。

3. パーミットが取れたからといって過剰喜ばない
許可は隅々まで確認すべきでした。条件を見落とすと私みたいに痛い目に遭います