2024年9月から酒を断ち2年近くとなるが、
昨年前半くらいまでは、クリニックでもらう毎晩の睡眠の薬「デエビゴ」を常に強く意識して生活していた。余分にはくれない。
万が一これを失くしたりしては困る、と思い、いつもいつも気にしていた。
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失くしたとしても、その旨正直に申し出てクリニックに行けば、実際のところ問題なくもらえると思うわけだが、多く飲んでいる、そのため切らしてしまうと疑われたりしては困ると思い、そんな事態は絶対ないようにしていた。
「酒を飲まないのだから⇨何か飲まないと眠れないはずだ」ということを、まだどこか感じていたのだと思う。
しかし今は、「酒を飲まないのだから眠りにくいはずだ」という考えそのものがそっくり消えている。そんなこと言われたって「はあ?」だった子供時代と同じである。
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今年あたりとなってからは、毎月の通院時、1ヶ月分ずつきっちりもらっているデエビゴが「余っている」ことが多い。
断酒した頃から、胸ポケットにデエビゴを入れてベッドに向かう習慣としていた。この判断は良かったと思う。
この薬は即効性があるため、風呂上がりだとか歯磨き前だとか早めに飲んでしまうと、予定より早く眠くなりフラフラして困る、というのもあった。
そして、胸ポケットにデエビゴを入れたまま一旦ベッドに入る。すると結局飲まずに睡眠に落ちてしまうということが、いつの間にか、本当にいつのまにか増えていた。
別に無理をしたつもりはなく、一生デエビゴを飲み続けたところで酒なんかと比べたら大した話ではない、そんなことはこの際どうでもよいと思っていた。しかし、減ったのである。
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また、「〈変な時間〉に寝てはならない」という観念も、知らぬ間に薄れてきていた。
たとえば夕方や、19時位などに疲れて横になるというのは、怖くてできなかった。そこでもし寝てしまうと、夜に眠れなくなるのでは?という恐怖心が強くあった。
しかし今では、そういう時間でもちょっと疲れたと思えば横になり、仮眠をとっている。それであっても、夜(24〜7時位まで)寝れないということは特にないのだ。
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また、お小水のため夜中や明け方に目が覚めるということについても、「そのまま眠れなくなるのでは」という恐怖心があったのが、
そんなにそう思わなくなっている。昨年夏ごろまでは買っていた「ノコギリヤシ(これはこれで効くと思う)」なども特に手元にない。
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断酒して、そろそろ2つ齢を取るわけだが、加齢していくことと並行して、むしろ若返っている自分がいる。
別にこういうことを書いても、今酒と闘っている人の助けになるとは思わない。
何を言われても、見ても聞いても、
結局闘うのは自分であり、
勝つも負けるも、そのどちらでもないというのでも、
別に誰かが評価することではなく自分で感じ取ることである。
【おわり】