双極Ⅱ型障害の症状


うつの症状


・気持ちがしずんでいる
・やる気がわかない
・だるくてしかたがない
・ぐっすり眠れない
・おいしく食べられない、体重が減った
・こんなはずではない
・集中できない
・考えがまとまらない
・頭痛、肩こりがする
・不安で落ち着かない
・会話が減った
など、うつ病の症状とあまり変わりません


躁の症状

・気分がハイで何をしても楽しい
・自分のことを誇りに思う、自分はなんでもできる等と気が大きくなる
・あまり眠らなくても平気だし、眠ることで時間がもったいないと思う
・普段よりもよくしゃべる、友人に電話をかけまくったり、メールしまくったりする
・次から次へといろいろな考えが浮かぶ
・だじゃれや語呂合わせ、的外れが多くなる
・考えがあちこちへ飛ぶ、気が散って1つのことに集中できない
・仕事や勉強がとてもはかどる
・高い買い物をしまくったり、ギャンブルや馬鹿げた商売への投資に専念する
・夜遊びする
・性的逸脱行為に走ることもある
・ちょっとしたことでイライラする、怒りっぽい


軽躁の症状

基本的に躁状態と同じ症状であるが、社会的・職業的機能に影響のない程度のもの。

料理などの家事をてきぱきとこなしたり、鼻歌がでたりする程度のこともある。



これらのような、うつと軽躁を交互に繰り返します。
また、Ⅰ型が躁とうつがくっきりとしているのに対し、Ⅱ型では躁とうつの混合状態というものがしばしばみられます。
これはどういうことかというと、病相の移行期に「思考」「気分」「意志」が同期することなく、遅速をともなってちぐはくな現象が生じます。気分爽快なうつ状態などです。
Ⅱ型では、医療者にさえ、病気らしくないとみられてしまい入院中に不快感を感じることもよくあります。

双極性障害とは

躁の状態とうつの状態が交互にあらわれる病気です。
そのため、躁うつ病と呼ばれていた頃もありましたが、DSM-Ⅳでは双極性障害の名で気分障害に分類されています。
双極性障害は、さらにふたつの型に分けられています。
Ⅰ型は「躁病とうつ病がはっきりと認められるタイプ」、Ⅱ型は「うつ病がはっきりと認められるが、躁病は軽いタイプ」です。現在は躁状態だけが認められるものも、いずれはうつ状態がくると考えられるため、双極性障害に含まれます。
分類上ではⅠ型とⅡ型に分けられ、文献によればⅡ型は軽い病気のように感じられるかもしれませんが、決してそのようなことはなく、かえってⅡ型の方が治療が困難になることもしばしばです。
また、1年のうちに4回以上躁とうつを繰り返すものを急速交代型(Rapid Cycler)と呼びます。

そして最近、問題視されているのがⅡ型であっても軽躁状態を患者自身が病的と捉えず少しハイな状態・調子がいい・これが本来の自分だと感じるために病院に行くことがなく、うつ状態の時にはじめて病院へ行き、医師にもうつ状態のことしか伝えないために単極性うつ病(大うつ病性障害=うつ病)と診断されてしまうことです。双極性障害とうつ病では治療法が異なり、この場合、悪化を招いてしまいます。NHKクローズアップ現代の放送内容の記事 にも触れています。