

天守の土台支持柱 松本城の天守台内部には石垣の上に直接の重みがすべてかからないように土台を支える16本(4本×4列)の丸柱(土台支持柱)が立てられていました。昭和25~30年の解体修理で発見され地盤沈下や石垣のずれを防ぐ特殊な工夫が成されています。
材質は栂材、長さ約4.95m、直径約36〜39cm。天守を支えた柱の一部が保存状態良く展示されています。柱は天守閣にとって大事な資材の一つです。明治以降に天守が傾いたのは支持柱の腐食が原因です。


懸魚芯材 辰巳附櫓の破風に取り付けられていた創建当時のヒノキ製の古材です。表面に無数の釘が打ち付けられその上から麻紐などを縦横に張り巡らせて固定して漆喰を塗り固めて造形しています。
屋根の破風の懸魚として外観を飾るだけでなく建物の接合部分を隠したり防火・装飾の仕上げを支えたりする役割を担っていました。きめ細やかな装飾に惹きつけられました。

天守の構造 大天守、小天守、渡櫓、辰巳附櫓、月見櫓の5棟で構成される日本現存最古の連結複合式建築です。外観5重、内部6階の望楼型構造を持ち戦国期の戦闘用建築と平和な江戸期の建築が調和しています。

