奈良 春日大社3 御本殿1 | ヒロイズムのブログ

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御本殿 春日の神々の御鎮座は奈良朝のはじめ平城京鎮護のためまず武甕槌命様を鹿島(茨城県)から奈良・春日御蓋山頂に奉遷して祭られていましたがそれから数十年後の神護景雲2年に藤原氏の血を引く女帝 称徳天皇の勅命により左大臣藤原永手らが現在の場所に神殿を創建してさらに香取(千葉県)の経津主命様枚岡神社(大阪府)に祀る藤原氏の遠祖・天児屋根命様と比売神様の四柱を併祀したのがその始まりとされています。

  

  

  

  

南門 春日大社最大の楼門です。治承3年(1179)創建の春日大社正面の楼門。南回廊にあり表参道を歩いて回廊内に入る時に潜る門です。高さは12m。平安時代中期頃藤原氏の長者や摂関による春日詣がはじまりその際の参向門でした。廻廊が作られた頃には現在のような2階建ての立派な楼門となり春日大社の正門になりました。

  

中門 御本殿の直前にある楼門で約10mの高さがあります。中門正面の唐破風(からはふ)は明治時代に取り付けられました。御廊は中門から左右に約13m。鳥が翼を広げたように延びています。現在御本殿の祭典では神職の座る場所ですが昔は興福寺の僧侶が常に御経をあげる場所でありその他にも東大寺の僧侶も御経をあげていました。名称は門ですが社殿のように立派な構えです。何時間でも眺めていたい美しい門です。

  

  

  

  

  

回廊は御本殿やその他主要な建造物の四方を巡る建物です。南回廊は南門を中心に東西に21メートルづつ広がり両端は北折れして東西の回廊につながります。

東回廊は約37mでほぼ中央に影向門があり東御廊と接する所で終ります。

西回廊は約57mで南から慶賀門・清浄門・内侍門があります。

北回廊は27mあり西回廊とのみ接していて御本殿の後ろに廻り込む前で終ります。

東西の御廊の長さが違います。回廊を細かく見る事はできませんでしたが長い廊下が本殿全体を囲んでいるのは確認できました。京都をはじめとしてたくさんの神社で回廊を見てきましたがここまで長い回廊は初めてです。

  

神社の鳥居、回廊の柱一つ一つが鮮やかな朱色です。色の鮮やかさと一つ一つがきめ細やかな所に感動しました。続く