阿蘇の国のアリス

阿蘇の国のアリス

赤牛の後を追って
カルデラに落ちた時から
アリスの不思議な旅が始まりました.


Amebaでブログを始めよう!
パパとママに連れられて、
初めて阿蘇に来たのは
5年も前のことですー。


ある日、
どこまでも続く
草原を走っていると、
一条の足跡がついているのを
見つけました。


それは、
阿蘇外輪山の方向から、
阿蘇谷へと下ってゆくように
どこまでも続いているのです。


一体何の足跡だろうと思って
近づいてみると、
それはあか牛でした。


あの日から
私の不思議な旅が始まり、
今も続いています。

今日はママといっしょに
りんご狩りに行きました。

無農薬でできた
おいしいりんごで、
地面に落ちたりんごは
私がすべて
食べてしまいました。


今日は皆様に、
ママから
お知らせがあります...


2年間続けてきた
こちらのブログは、
今月10月末日をもちまして
閉鎖させていただきたいと思います。


今日まで毎日、
読者様おひとりおひとりの
ブログを楽しみに拝見して
参りましたが、
私自身がんになって
時間に余裕を持つことができず
交流が難しくなって
きてしまいました。


本来、お世話になり、
励ましていただいた方々
おひとりおひとりに
お礼申し上げることが
筋ではございますが、
どうかお許しくださいませ。


このような拙いブログに、
多くの読者登録を頂き、
また多くの方にご訪問頂き、
感謝の念に堪えません。


また各記事において、
心の込められた
メッセージや素晴らしい絵、
御守に学び多きお言葉を頂き
本当にありがとうございました。


こちらにつきましては、
全て保存してあるので、
私の宝物にさせて
いただきたいと思います。


アリスと私の物語は
まだまだ続きます。


もしもまた、
ページをめくりたくなったら
アリスパパが書く
続・阿蘇の国のアリス
でお会いましょう。
私も時々書きたいと思います。


さて、
そろそろ筆をおくことにします。


最後に、私を支えてくれた
多くの友だち、
どうもありがとう。

さまざまな人間が、
それぞれの物語を持ち、
何かを求めて山にやってくる...


きっとそれは、
太古の昔から
何も変わっていないような
気がします。


「法華院温泉山荘」を目指す
私たちの山旅は...


雨後に出現する
雨カ池を過ぎ、
前方に大船山...


平治岳を見ながら
坊ガツルに
出ようとしていました。

ここまで、
2時間の予定が
2時間30分
かかっていました。

「少し急ごう!」
誰かが声をかけた時、
とうとう事件が
起きてしまいました。

目の前を歩いていた
ブタさん...
いや、しんご君が、
足を滑らせ
転倒してしまったのです。


「しまった!」
その瞬間、
私たちの頭をよぎったのは、
友だちのネーネさんが
阿蘇に遊びに来て、
ケガをしたときのことでした。


ところがしんご君は、
パタパタとおしりをはらうと
何事もなかったかのように
歩きだしました。
(後日、病院で
捻挫と分かりました)


やがて私たちの目前に、
「法華院温泉山荘」が
見えはじめました。


「ついに来たんだ...」
ママの顔が、
遠い娘の日のように輝きました。

「法華院温泉山荘」に
辿りついたのは、
出発から3時間後の
2時30分でした。

イケメン店長は突然
ママの手を握りました。


「またひとつ夢が叶いましたね」


皆様、お元気ですか。
九重ではいい旅が出来ました。


あの時は、
家族と一緒でした。
血のつながらない
家族ですけど。
ええ、もちろん、
たくさんの友だちも
一緒に登りました。


わずか7時間の
山旅ではありましたが...


みんなと過ごした時間は
珠玉の思い出となりました。


それが...


私たちの旅の終りでした。


次回、最終回。

今年いちばんきれいな
星空を見上げた翌朝は...

雲一つない
秋空になりました。


おはようございます。
今日はがんになった
ママにとって
過酷な一日になるかも
しれません。


入院中、
病室から診察室まで
歩くのでさえ、
息を切らしていたママが...


九重山の
「法華院温泉山荘」
まで登り、
観音様にお願いごとを
託したいのだそうです。


長者原を起点に
標高1303mの
「法華院温泉山荘」
までは約5km。
日帰り縦走で
約6時間の予定です。


11時30分。
とにかく、
素晴らしい紅葉の中、
私と6人は長者原から
登りはじめました。


筑後川源流の白水川を渡り...


木道を通って
最初の目的地、
「雨ケ池」を目指しました。


指山の自然林を
しばらく歩いていると
ブナの木を見つけました。


ママは思わず抱きしめ
パワーをもらいました。

またしばらく歩くと...

今度はブタの木を
見つけました。
ママは思わず抱きしめ
耳をあてました。

するとおなかの鳴る音が
聞こえてきました。


仕方がないので、
石がゴロゴロしている
涸れ谷に腰をおろして
休息をとりました。


出発してここまで1時間...

12時30分は、
ママの薬の時間です。

ママは一粒200円の薬を
落とさないよう飲みました。


それからしばらく
急坂が続き、
視界が開けた先が...


最初の目的地の「雨ケ池」です。


「ママ、
かわいいお花を見つけたよ」


「ヤマラッキョウよ」


「それはリンドウよ」

ここまで来るのにも、
ママは時々苦しそうに
していました。

けれどもそんなとき、
ママの背中を
押してくれるものが
ありました...


それは、
たくさんの
友だちからもらった
御守りでした。


「今日はたくさんの
友だちと一緒に登るの...」


輝くような紅葉を
見つめながら、
ママは自分に
言い聞かせるように
呟きました。

午前1時、
私とママが眠りに就いた頃...


野菜ばかり食わされている
パパの遠吠えが聞こえました。


「ワォーン、ラーメンが食いてーー!」


やがて、
その遠吠えを聞いた
飢えた仲間たちが
ぞろぞろと集まって来て、
どうせなら、
とんこつラーメン発祥の地
久留米ラーメンを
食べに行こう!
ということになりました。


阿蘇から車で約2時間、
到着したのは、
福岡県久留米市郊外の
「丸星ラーメン」さんでした。


入り口をくぐると
めん場とおでんがあって...


いきなり昭和の世界へと
タイムスリップしました。




傍の自動券売機で
チケットを購入します。


待つこと5分、
先日NHKの「72時間」に
出ていた女性店員さんが
ラーメンを運んできました。


「美味しそう~」


パパは30年ぶりの
丸星ラーメンに
感動していました。


しんいち君は
9杯のラーメンを食べ、
自分のおなかに
感動していました。
「生まれそう...」





阿蘇に帰ると、
ママは眠れずにパパの帰りを
待っていました。

「ごめん、僕だけ食べて...」
パパはそう言うと、
帰りに見つけたという
秘密の花園へと
ママを誘いました。


そこは、
丘の上にまっすぐな
道が続いていて...


まわりは一面、
ひまわりが
咲き乱れていました。


「秋だというのに...
ほんとうに秘密の花園だ」
ママはそう呟くと、
ずっとひまわりを眺めました。

気持ち良く
晴れ上がった午後、
私とママは
白川水源に行きました。
(料金所までは
ワンちゃんも行けます)


ここは、阿蘇で最も
人気のある名水地で、
毎分60tの水が湧いています。


今日も
「阿蘇の国のアリス」を
開いてくださって、
ありがとうございます。
いつも応援してくれる
あなたは、私にとって
大切な友人です。


今日は、
そんな友人の中から、
今、どうしても
励ましたいと思っている
大好きな、大好きな
人を紹介したいと思います。


お母さん」さまと
裕子ママ」さまは
今、愛犬の病気と
闘っていらっしゃいます...

小太郎くんは
12cm尻尾を切断。
長い尻尾が見られなく
なったご家族は、
とてもさみしそうに
しています。

いちごちゃんは
角膜腫瘍だったそうで、
「目が治りますように」と、
ご家族の必死の
参拝が続いています。


私がこうして
昼食をとっている今も、
愛犬を抱きしめて
どこかで泣いている人が
いるのだと思うと
胸がしめつけられます。




昼食のあと
「免の石望見所」に
行きました。


風に舞う
落葉を眺めていると、
不思議と穏やかな気持ちに
まりました。

チッチモ」さまは
ご主人様を愛し、
子育てとお母様の看病に、
懸命にがんばって
いらっしゃいます。

すーちゃん」さまは
ご主人様を亡くされ、
四十九日を迎えたと
思ったのも束の間、
今度はマーガレットのような
A子様とお別れをしました。

とても素敵なご主人様で、
ご主人様とA子様と私は
同じ肺がんステージⅣです。


私の心が折れそうなとき、
いつも励ましてくれた
あなたたちは
私の「恩人」です。


どうか
押しよせる荒波に飲まれず
元気を出してくださいませ。

何もしてあげられませんが、
今度「九重山」に登って
法華院に参拝する
つもりでいます。

わたしにとっては、
人生最大の
挑戦になりそうです。
見ていてくださいね。