先日の息子が骨折した話の続きです。
私は転んでいる間、電車がこなかったのか気になったので、どうだった?って息子に聞いたら、「踏切じゃなくて、踏切を超えたカーブのところで転んだから」と。確かに本件は、息子→担任→母親というふうに間に担任が挟まっていますが、
踏切のところ
というふうに聞いていたとのこと。「どこで転んだ?」の問いに対し、踏切以外の適切なランドマークもない田舎なので、息子が「踏切のところ」と答えたのはあながち不適切ともいえないなあなんて思いながら、「まずは踏切を安全に離脱できたから100点」あげるとブログに書いたことにちょっと損した気分です。
まあ、無事だったんで、どっちにしろいいんですが。
さて、わが町は中学生だか高校生までの医療費は無料です。市内の医療機関であれば、受給者証の提示で窓口支払いはなく、市外の医療機関でも後で還付が受けられるという、とってもありがたい制度です。
で、今回の怪我なんですが、学校(市立の中学校)から、
学校管理下でのケガについては、共済的な保険に入っているので、窓口で医療費を支払った上で保険金を請求してください
という説明を受けました。市のHPを見ると、「・・・共済の給付金を受ける場合は、子ども医療費の対象とはなりません」と書いてあって、まあそりゃそうなんだろうけれども、問題なのはこの保険金を請求するのに、医療機関の証明書的なものが必要になるということです。もちろん、医療機関にそんなもの書いてもらった日には、何千円か支払うことになりますよね(まだこの手続きしていないので本当にお金がかかるかは不明ですが)。つまり医療費の自己負担が戻ってきたとしても結局自己負担が発生するわけです。
つまりこんな共済の給付なんかいらんので、市の子ども医療費の対象ということで処理すれば、何の手間もかからず、さらに医療費の負担がゼロになるわけです。しかも、市のHPを見る限りは、「給付金を受ける場合は」なので、”受けない”を選択もできるということですよね?だったら受けない方がいい。そして教員もそんな保護者が不利になるような案内はしないでほしい。
穿った見方をすれば、市の財政をなるべく痛めないように、市立の学校の教員はなるべく子ども医療費を使わないようにするよう誘導すべし、ということでしょうか。
でもね、そもそも自治体の施策である「子ども医療費(子どもの医療費の自己負担をゼロにする施策)」って、親が経済的な理由から子どもの傷病に対し医療機関を受診するのを控えることを防止するのが目的だと思うんです(違うかもしれないけど)。
結局、学校の管理下での傷病であるかどうかは関係なく、自己負担が発生するのであれば、子ども医療費の趣旨に反すると思うのです。今回の息子の場合だと明らかに外傷を負っているのでそりゃお金がどうとか関係なく病院行きますけど、例えば学校の廊下で人とぶつかって倒れて床に頭ぶつけましたと。本人も大丈夫そうだし、病院行ってレントゲンだのMRIだのやられたらいくらになるかわからんし、保険金が請求できてもいつ入るかわからんし、別に問題なさそうだから病院行くのやめとこっか、なんて十分にあり得るシチュエーションだと思うんですよね。
それで、実は脳内で出血を起こしていて大変なことになったなんていったら、後悔しても仕切れないですよ。
今回は学校の先生がどうというよりかは、そもそも市としてのルールがよくないと思っています。こんな共済は即刻やめて、子ども医療費での対応に統一してほしいです。子ども医療費は子供を持つ親としてはとってもありがたい制度なので、ぜひそうしていただきたいです。(いつもどうでもいい主張ばかりしている市議会議員にお願いしてみよう。顔しか知らんけど。)
それから愚痴ついでにもう1つ。
怪我をした日を含めて3日間、学校を休みました。痛みがひどくてそれどころではないという感じだったのでやむを得ないと思うのです。昨日、ギブスして右手(利き手)を布で吊って学校行きました。行ったというかかみさんが送って行ったのですが。
帰りも当然迎えに行ったのですが、時間になってもなかなか出てこないんです。後からどうして遅かったか聞いたら、
今日、日直だった。
日直は掃除と日誌を書かなくちゃならん。
もう1人ペアで日直やるんだけど、その子が休みだったので僕(息子)1人でやった。
掃除も片手だし、日誌を書くのも左手なので終わらなかった。
というんです。
君には友達がおらんと?
みんな部活とかに行っちゃうので。でも最後の方に1人手伝ってくれた子がいたから助かったって。
ところで、先生はなんか言わなかったの?今日はやらなくていいとか誰かと代わってもらえとか、と聞くと、
1人でやれって言われた
って、おいおい、
その担任に、人権作文書かせろ!
本件は息子からの証言のみによって書いています。事実は異なっているかも知れませんし、何か事情があったのかはわかりません。また、市の子ども医療費の制度についても私の認識に誤解があるかも知れません。