ハイトーンボイス清少納言 | トリプルセブンの低空飛行

意味不明のタイトルですが、早い話、YouTube紹介というどうでもいいブログです。

 

チャンネル名は「有隣堂しか知らない世界」というどこかのTV局のパクリのような名称ですが、ミミズクだかフクロウだかの人形(「ブッコロー」といいます。)がMCで、毎回(主に)有隣堂の社員がプレゼンターになって色々なグッズを紹介するなどしています。

 

 

ちなみに有隣堂は横浜を拠点とする書店チェーンらしく、ベルサイユ宮殿の近くにはありません。

 

ちなみにブッコローの中の人(中ではなく画面外の横にいるのですが)は、有隣堂の社員ではなく、社員がプレゼンした商品を(正しいツッコミで)こき下ろしたり、たまにいい商品が紹介されても、それ「TUTAYAで買えるよね?」とか、「Amazonで同じようなの1/3の値段で買えるじゃん」とか、平気で言います。

 

有隣堂の公式チャンネルにもかかわらずです。

 

もっというと、社員は社員で、プレゼンターである社員が有隣堂で扱っていない商品をプレゼンして、「有隣堂には置いてないですが、TUTAYAで買えます」とか言っちゃったりしてます。

 

で、その中で私が好きな企画が、元有隣堂アルバイト(現在は私立高校の教員になられています)の女性が、J-POPを古文訳して歌う

 

古文訳J-POP

 

というものです。もともと有隣堂のアルバイト時代に何回か古文訳J -POPを披露して大好評だったのですが、大学を卒業、教員として就職を機に退職されていました。

 

ところが恐らく学校から出演の許可が出たのでしょう、有隣堂チャンネルにカムバックして新作を披露していただきました。私がごちゃごちゃ説明するよりも見ていただいた方が早いので、ご興味があれば是非ご覧ください。

 

 

楽しいポイントがいくつかあるのですが、まず彼女、普通に歌がうまい。しかもめちゃくちゃ高い音で歌うのです。だからブッコローいはく

 

ハイトーンボイス清少納言

 

古文訳にあたって、大きく3パターンの手法があると思っています。

 

1つ目。直訳。直接古文に訳せるものは直訳しています。もちろん例外もあります。

 

2つ目。意訳。直訳できる古語がないときに歌詞の意味を汲み取ってそれを古文訳しています。原曲の歌詞の意味をきちんと読み取らないといけないのは当然として、歌に合わせないといけないので音数にも気をつけないといけません。

 

3つ目。古文の一節や和歌、短歌などを引用する。意訳の中の1分類と捉えていいと思いますが、うまい直訳がないが、同じような気持ちを謳った歌があるよねとなれば、その短歌の一部だったりをそのまま使っています。この辺になってくると、単に古文の知識があるだけではなく、古典にも精通していないとできないので、彼女の知識というか古文愛を感じます。

 

私は学生時代というか今でもそうですが、国語というか古文というか国語全体が苦手で好きではなかったですが、それでも高校時代に多少なりとも勉強した方であれば楽しく見ることができるのではないかなと思います。

 

ちなみに、彼女のユーチューブ出演を許可した高校の度量の大きさには感銘を受けます。そして彼女はきっと高校で人気の先生だろうと思います。勝手な想像ですが。

 

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