両親が眠る県営の墓地は私が管理者になっている。
私が生きている間はそれでいいが、私がいなくなれば跡を継ぐ人がいない。
妹は嫁いでいるし、2つ違いなのでそう長くもできないだろう。
妹の子供達はしたがらないだろうしなぁ。
県営の場合は管理者がいなくなって時期がきたら取り壊されてお骨は無縁仏としてお寺に預けられるらしい。
それは可哀想なので、私が生きて動けるうちにどうにかせねばと思っていた。
元々は父と父の弟である叔父が2人で購入したらしい。
途中で大喧嘩して叔父のお骨はお寺に預けた。
それ以来うちの一族しか入っていない。
父が亡くなった時に叔母に叔父のお骨を移してもいいですがどうしますか?と聞くと永年でもうお金を払い込んでいるからいいと言われた。
お墓代を半分返しましょうか?と言ったが3000円しか出してないのでいいと言われた。
なのでうちのお墓として取り扱っていた。
しかしこの前、従姉妹から電話があり叔母を入れてほしいと言われた。
別に入れるのは構わないが、長くは維持できないことを伝えた。
従姉妹は私よりもかなり年上だ。
でも息子がいる。
その息子もこの墓に入れたいというようなことを言った。
誰も当てにはならないし、私は自分が元気なうちに墓終いをするつもりでいた。
しかしそうもいかないような状況になってきた。
妹に墓終いの計画を話すと、それは困るようなことを言われた。
自分が跡を継ぐようなことを言ったが、その後のことは考えていない。
ちなみに私は墓には入らず散骨してもらいたいと思っている。
なるべく迷惑をかけない方法を模索中である。
従姉妹に管理者を息子さんに流れるようにしませんか?と聞くと、そっちのほうがいいと言われた。
なので従姉妹に移し、その後息子さんに管理者の書類がくるようにする。
その旨は念のために従姉妹の妹にも伝えた。
うちのお骨をどうするかだけど、早いうちに散骨しないかと妹に言ったら、それは困ると言われた。
私が元気なうちじゃないとできないのでなるべく早いほうがいいと言うと、姪っ子が管理するかもしれないのでそのままにしていていいと言われた。
丸投げしてもいいらしい。
子無しおひとりさまは自分のことは総て自分で手を打って置かないと、あとで大迷惑がかかる。
姉妹はいてもどっちがどうなるか、生きていても老いてできないかもしれない。
最近の甥姪は叔母のことまでは面倒を看ないしね。
なんとかして置かないと…と思うと、気が休まらない。
どこかに頼むにはお金が必要でそれもかなり高額だし、早く頼み過ぎて自分が逝く頃にはそこが潰れているかもしれない。
それでは困るのだ。
そんなこんなを考えるとドッと疲れる。
お墓問題だけでも解決しそうなので、それはよかったが…。