亡き母とゴツゴツした岩の階段のようなところを進んでいる。
かなり段差があり狭くなっているところもがある。
まるで迷路だ。
やっと通れるところもある。
最初は母が先頭を歩き後について歩いた。
しかしいつの間にか母がいなくなり、ひとりで歩いていた。
行き止まりのように見えるところに来た。
しかし石の隙間を進めば通れそうだ。
身体を斜めにしながらすり抜けると広い空間に出た。
そこではキライな女性歌手が歌っていて、カメラマン達が撮影をしていた。
間違えて変なところに出てしまったと思い、誰にも気づかれないように後ろを通ってそこを抜けようとした。
歌手だけはチラッと私を見た。
通り抜けて行こうとしていると、ダレカが汁入りの素麺を差し出した。
そうめんに貝の天ぷらを炊いたものと長ネギが脇に乗せてあり、真ん中には切り海苔が乗せてあった。
チラッと見ると、さっきのキライな女性歌手だった。
押しつけてどこかに行ったので食べてみた。
醤油風味で美味しかった。
食べ終わってそこを出ると、明るい場所に出た。
洞窟の中なのは変わりないのだけど、オレンジ色の光の中に人がいっぱいいて屋台を出していた。
色んな食べものを売っているようだ。
勤めていた会社の後輩男性がいたので声をかけようかと思ったが、私を忘れているっぽいので素通りした。
夢判断
今日も亡き母が出て来た。
なんだかとても反省しているようだ。
私は合わせて20年程ひとりで両親を介護した。
親は私が介護するのが当然だと思っていたようだ。
魂になって初めて気づいたことがあるらしい。
謝りたいと思っているのか？
罪滅ぼしをしたいと思っているのか？？
何かと夢に出て来ては案内人ぽいことをしている。
私としては檻の中から出られてホッとしているのだけどね。
別に恨んでもいないのでもういいのだけどな。
もしかしたら役目を果たせなくてそれを取り戻そうとしているのだろうか？
私が虐待されている間、母は逃げていた。
私は父の体力が尽きるまで殴られ続けた。
解放されても母は慰めてくれるわけでもなくほったらかしにされた。
謝らない私が悪いと思っていたようだ。
でも悪いことをした自覚がないのに謝ることはできない。
可愛気のない私に父はますます苛立ち力が入った。
それが高校生くらいまで続いた。
死んだふりをしたら、ビビったのだろう。
それ以降は暴力を振るわなくなった。
両親とも走馬灯でそれを見せつけられたのだろうな。
客観的に見ると冷静な判断ができるのかもしれない。
母は成仏はしているので、許される範囲で介入しているのだろう。
父は亡くなってしばらくは夢に出て来ていたが、私が恐怖でパニックになるので出てこなくてなった。
母は暴力を振るうわけではないのでそこまで怖くはない。
でも私は無反応だ。
なぜなら一度も甘えた記憶がないので接し方が判らないのだ。
それに関しても申し訳なく思っているのかもしれない。
今更だと思うけどね。
生きているうちにしないと、ね。
多分いくらでも機会はあっただろうに。
本人もいつか反逆されると恐れていたっぽい気がする。
反逆はできなかった。
こうしてブログに書くくらいしか。
昨日キライな女性歌手の歌がTVから流れていた。
いつもは消音するのだけど、まあいいかとそのままにしてしまった。
それが影響して夢に出て来たのだろう。
彼女がいた場所は洞窟の暗がりの中だった。
でもそれで満足しているようだった。
引き止めようとして食べものを与えたのか？
でも私はそこから出た。
次は明るい世界だったで知り合いもいたが、私の居場所はここでもないようだ。
夢はここで終わった。
次の場所はどんな世界なのだろう？