その1
課外授業のようで女子のグループと引率の中年の男性教諭と外を歩いている。
川が見えてきた。
「ズボンの人は中に入って」と言われた。
見ると、私だけだった。
革靴だったので入りたくはなかったが、仕方ないので川の中に足を突っ込んだ。
周りの人達が裾が濡れるからまくってと言ったが遅かった。
先生と一緒に浅瀬をしばらく歩くと小屋があり、固茹で卵のスタンプを押した紙をもらった。
戻ると先生と私以外の人達は茹で卵を食べていた。
半分っこしている人もいたが私の分はない。
喉に詰まりそうなのでまあいいかと思っている。
いつの間にかひとりになっていた。
みんなはどこに行ったのだろう？と見回すと、一台のバスが通り過ぎた。
窓からみんなが手を振っていた。
私は直接帰ってもいいってことか？
でも鞄は学校に置いたままなのだけど…と思っている。
その2
ベッドに10代の女性が座っている。
友人？なのか？
私は椅子に座って彼女を見ている。
大人の女性が入って来て、彼女に化粧品を渡した。
彼女は2本のブラシを使って器用にファンデーションを塗った。
変わった化粧法だなと思った。
同じ年頃の隣のベッドの女性も同じような化粧法でファンデーションを塗っていた。
2人共無表情で黙々と化粧していた。
最近はこんな風にするのか？と思いながら見ていた。
夢判断
その1
昔から私だけいつもナニカが違った。
目立ちたくないのに目立っていたようだ。
普通が何処か判らなかった。
自分では普通にしているつもりでも大幅にズレていたらしい。
話も合わないし、居心地が悪かった。
なるべく黙っているのが賢明だと思い込み、ただ笑っている風を装っていた。
それでもやっぱり他の人達から見ると、違和感があったのだろうね。
今ならひとりでいることを選ぶけれど、当時は周りに馴染もうと必死だった。
結局、全く馴染めなかったのだけど、意味がなかったかと言えばそうでもないと思う。
経験にはなったよね。
人の裏側もしっかり見えたし、ね。
自分が思っていたのとは全く違った。
それが解っただけでもよかったかも。
それで自暴自棄にはなってはいないし、ギリギリね。
まあ、及第点ってところかな？
その2
病院？
この2人の女性は入院しているのか？
死化粧ってこと？
私は見ているだけなので、違うのか？
これから人口減少するようなので、それに関連しているのだろうか？
特に若い人達は打たれ弱いし、転生ものも流行っているので勘違いしているよね？
そんなに甘くはないのに。
甘えているとキビシイ結果になるようだ。
多分、大きな軌道修正をしないとヤバいことになるのだろう。
その鍵は若い人達が持っている。
けれどこのままじゃ軌道修正は難しいだろうね。
鍵を開けようと必死になっているのは、10%ほどなので開かない。
その必死になっている人を見ようともせず、見えても関係ないと知らんぷりしている。
10%の人達だけでも救われないだろうか。
朽ち果てていく身として祈ることしかできない。