散歩の時に母がお世話になった施設の掃除のおばちゃんに久し振りに会った。
コロナ禍の頃に解雇されたらしい。
中に入らなかったので知らなかった。
おばちゃんはバツイチのおひとりさまで70歳過ぎだ。
この前の台風の時にどうしていたのか聞かれた。
親戚宅に避難していたと言うと、おばちゃんは家にひとりでいたようだ。
「避難先がないと困りますよね」という話をした。
家族連れのところには入り込めないので、おひとりさまを探すと言われた。
いいよと言われ行ってみても迷惑そうな顔をされるので、結局ひとりになると言われた。
そうだよね…。
特に今回は交通手段が全部ストップしたので足が全くなかった。
車を運転する人はホテルに避難できるけど、徒歩で行けない人は諦めるしかない。
送り迎えして受け入れてくれる人がいればいいけど、誰もいないからホテルに避難する場合が多い。
コロナ禍前まではそんなに早くはストップしなかったのに、最近はやたらと早い。
今回は2日間交通手段がストップしたので、車なしなら3泊4日しないといけない。
大金持ちならいいけど、一般庶民にはキビシイと思う。
お抱えの運転手がいるような大富豪なら余裕だろうけどね。
小金持ちくらいじゃどうにもならない。
前はお金があればどうにかなったけれど、それ+人に頼らないと安全を手に入れないのなら非常に困る。
気軽に頼んですぐに助けてくれるのなら頼みやすいけれど、十中八九断られる。
それならばお金を払って然るべきところに頼んでみても、自分達の身の安全のために営業しないと言われたらお手上げだ。
見捨てられた状態だ。
野垂れ死ねってことですか?
大災害が起こると確かに自分の身を守るだけで精一杯だ。
自分と同等に大切な存在しか助けられないと脳が命令するのだろうか?
非常時でなくてもその状態が続いているようだ。
それだけ怖かったということだろうけど。
今更ダレカの一番にはなれないし、親切なダレカが手を差し伸べてくれるはずもないので、自分でなんとかするしかないけど、できなきゃ野垂れ死することは覚悟しておかなきゃね。
もう引き寄せがどうとか…という時代ではないので、決定事項は変わらない。
明日は我が身だ。
さてどうするか?
どうにもできないけどね。
受け入れるしかないようだ。