こんにちは。

 

 

後輩の合唱団の演奏会のスケジュ

ールが決まった。

12月24日(金)。会場は目黒パー

シモンホールである。

 

 

本来なら団創立60周年で盛大に祝

いたいのだが。コロナ禍でできない。

しかも肝心の団が壊滅的な状態に

なってしまっている。

 

 

大学は昨年は対面授業ができずキ

ャンパスには立ち入り禁止だった。

だから昨年から団員の勧誘の手段

が絶たれてしまった。

 

 

今年の新入生歓迎のオリエンテーシ

ョンは許可されたものの、団員勧誘

ははかばかしくなかった。男子団員

が2年続いて入団ゼロという状態だ。

 

 

学生自体の環境が変わり過ぎた。第

一通学すらまともにできないからコミ

ュニケーションが取れない。学内の合

唱団のなかでは歴史が浅いことも影

響があるのだろうか。

 

 

混声のため女子大と提携しているが

この情勢下で15名も入団したのが

不幸中の幸い。

おかげで男女比でアンバランスな構

成になってしまった。

 

 

これで来年、再来年団員が入らなけ

れば消滅してしまう恐れがでてくる。

学生合唱団の宿命でもあるが。

 

 

コロナ禍で音楽文化どころでないとい

うのも良くわかる。

いずれにせよ大学での対面の活動が

本格的に動きだせばという期待はあ
るのだが。

 

 

でもね、ここ1,2年は無理だろうと思

う。入学してくる学生自体の意欲が

喪失しているからだ。気持ちに余裕

がない。

 

 

今までは大学合唱団が音楽文化を

牽引してきたのは事実であり、ここ

で音楽文化の灯は消してはならない

と思うのだが。

 

 

先日オンライン会議を開き卒団生と

して応援を約束した。

具体的にどうするということになると

良い案なんて簡単に出てくるわけが

ない。団の強みをいかにPRするか

が課題だろうと思う。

 

 

現役はさんざん悩んだと思う。耐え

られず途中退団者も出た。団の60

年の歴史の中では何度も危機があ

った。

 

 

都度、乗りきってきたのだが。今は最

大級の危機だと思う。

 

 

会って話し合うことすらできない感染

病、人間関係なんて密になるわけが

ない。

その間に合唱団はどんどん疲弊して

ゆく。コロナの収束を祈るしかない。

 

 

演奏会は、合唱団の発信する重要な

活動の一つである。まずは存在を知っ

てもらうこと。

だから苦しいながら開催を決めた現

役の決断を何とかバックアップしたい。

 

 

合唱団はコミニュケーションがとれな

いと大きい団でも離散が早いことを思

い知らされた。

 

 

つい2年前は団員80名、100名を超

えた年もあった。今は42名と半減し

てしまった。

 

 

演奏会の実施形態も考えなおさねば

ばらない。悲しいかな卒団生は金銭

敵な応援はできても行動する手足が

ないし、第一時がない。

 

 

いつもは記念演奏会は5年毎学生を

柱として卒団生が混じり歌うのが恒

例であった。

 

 

卒業したらはいさようならという団で

はない。団は卒業生の受け皿になっ

てくれていたのだ。

 

 

ただ、今回の60周年はコロナ禍で無

理かなと思っていた。合唱団が機能
しないならOBOGの役割は今が重要

なのではあるまいか。

 

 

演奏会も卒団生が混じらなければ合

唱が構成できない。卒団生は演奏経

験があから、短い練習でもステージに

立てるのも強みだ。

 

 

在校生の時歌った曲のストックも膨大

にある。コンテンツの引き出しは無数

にある。

 

 

今年の演奏曲目も決まった。フォーレ

のレクイエムが卒団生とのジョイント

ステージになる。

 

 

コロナ禍で団員間の距離が制限され

たり、ステージに乗る人員の制限、客

の制限等越えねばならない壁がある

が、これらの選別は現役にお任せす

るしかない。

 

 

現役学生の団員激減で、現役中心に

運営するのは厳しいかなと思う現状

で、それでも演奏会を決意してくれた

後輩にエールを送りたい。本当にう

れしい限りだ。

 

 

今年うまくやれれば来年につながる。

来年もできればその次につながる。

団はそうして発展してきた。

 

 

諦めたら何も残らない。学生時代は

僅か4年しかないのだから。

勉学に励むにしてもほんの入り口に

しか立てないということ。

 

 

音楽文化に触れることで学生生活は

充実したものになると確信する。別に

プロの道を選べと勧めているわけで

はない。

 

 

道楽、趣味でも以後の人生を豊かに

できるもの。仕事をもちながら趣味、

娯楽を楽しむことが理想だ。私はそ

れが出来なかった。

 

 

仕事と趣味を分離してしまった。後悔

してもやり直せないのが人生である。

今は余生を趣味娯楽に託して生きて

いる。

 

 

演奏会を目指しての本格的活動は9

月以降だろうか。合唱+オーケストラ

の合唱形態が維持できるのが理想で

あるが緊急時だからどんな形態でも

良いと思う。

 

 

私としても今回が多分ラストチャンス

である。ぜひとも目黒パーシモンの

ステージに立ちたいと思っている。

 

 

レクイエムではないが、フオーレの代

表曲として名高い。数年前フランス語

で歌ったことが懐かしくてアップしまし

た。

 

 

< p> 

 

 

フオーレ・レクイエムの第一曲<キリエ>

2018年に歌いました。もう一度歌いたい。

 

< p> 

 

 

 

 

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