おお、ふくよかな フォーレさん(笑)

 

 

こんにちは。

 

 

ラシーヌ賛歌またはラシーヌの雅歌は

ご存じだと思う。ラシーヌというフランス

の劇作家の宗教的な詩にガブリエル・

フォーレが曲をつけたものだ。

 

 

宗教曲でないが宗教曲的作品である。

元の詩は4世紀の4大ラテン教士の一

人、アンブロジウスの詩でキリストを賛

美する詩である。ラシーヌの原詩はフラ

ンス語。だからラシーヌの雅歌もフラン

ス語である。

 

 

なんというか、和声進行がとてもきれい

で3連符の伴奏も秀逸で歌い始める前

から引き付けられる作品だ。

 

 

同じような曲にモーツアルトの名曲アヴ

ェ・ヴェルム・コルプスがあるが勝るとも

劣らないと思う。

ただしこちらは聖体讃美歌だからラテン

語であるが。

 

 

フォーレは20歳のとき音楽学校の卒業

作品としてこの曲を作曲したという。名の

有る作曲家は若い時から才能を発揮す

るからね。

 

 

フォーレはレクイエムを全曲2018年に

歌った。これも素晴らしかったが、ラシー

ヌの雅歌がとても気に入っている。前奏

からしてとても心が鎮まる静謐な歌なの

である。

 

 

話はがらりと変わるが緊急事態宣言が

2週間延びるそうだ。感染者が思うほど

減らないので焦っているのだろう。

 

 

ただ伸ばしても大幅に減るとは思えない

現状だ。残念だがこれで音楽活動はま

た抑えらえる。

 

 

仕方ないとは思うが活動が再開しても

元に戻るのは大層な時間がかかると

思うね。

 

 

私としては合唱が再開したら、ヘンデ

ルのメサイアを歌いたいと思っている。

ヘンデルは合唱が再開すればチャン

スはある。知り合いに毎年ヘンデルの

メサイアを歌う団体があるからだ。

 

 

宗教曲は小曲なら一方の洋光台混声

合唱団で歌える。

演奏会は2年ごとではあるが。指導の

先生が宗教曲に特化した曲を選曲さ

れる。

 

 

2017年にシューベルトミサ曲、2019

年にモーツアルトミサ曲を歌った。

そして2021年、今年はヴィバルデイの

グローリア・ミサを歌うことになっている

のだが厳しい情勢だ。

 

 

それに今年は後輩合唱団の60周年記

念公演で、ステージに上がれるはずだ

が、大学は遠隔授業しかできない現状

では困難だろうね。

 

 

話が大幅にそれてしまった。4,5年前

にみなとみらい昼どき合唱団の演奏会

でラシーヌの雅歌を歌った。

 

 

日本語ではなく一応仏語だった。もっと

も本格的に学ぶ時間はないので先生に

頼りきりのカタカナ的仏語だった。

 

 

昼どき合唱団で宗教曲を歌うチャンス

はあまりない。それでもこの5年間には

なにかしら歌っているものだ。

 

ハレルヤコーラス

ラシーヌの雅歌

アヴェマリア

ジョンラターの作品

ヴィバルデイのグローリア第1曲

(練習中)

 

 

くらいなものだろうか。宗教曲はラテン

語に慣れ、アレグロの速いテンポをこな

し、滑舌ができなければければ簡単に

は歌えない。

 

 

ラシーヌ賛歌の感触は未だに残ってい

る。ぜひもう一度歌いたいと思う。あの

ハーモーの素晴らしさをもう一度味わ

いたいのだ。

 

 

フランス語であるが宗教的作品である

あることは変わらない。

それほど複雑でもない。フランス語が

厄介であるけれども。

 

 

いずれにせよ練習が再開できなければ

話にならない。団員の意欲は如何だろ

うか。心配でならない。

一年の休団は相当なダメージだと思う。

 

 

私の場合は休止中のソロ曲のレッスン

を始めたい。合唱は東京で1団、緊急

事態宣言が解除されれば練習にかか

れる。でも肝心の解除がふらふらして

いる。いい加減にしてほしい。

 

 

宣言は一都三県同時になるそうだ。解

除は3月21日になるだろうか。果たし

て3月は練習できるだろうか。やきもき

しながら待つしかないのだが。

 

 

とにかく今は防疫に気を付けようと思う。

春先だから気の緩みは禁物だしね。ワ

クチンは早くて5月過ぎだろうから。

 

 

希望を託して、川柳を一句

「ワクチンの 接種始まる 春はすぐ」

 

 

”Cantique de J ean Racine”

(ラシーヌの雅歌)の動画です。

 

 

 

 

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