「みかんの花咲く丘」歌碑（伊東亀石峠）
こんにちは。
baritontaroさんのブログを見てはてわ
が故郷静岡にはどんな歌があるかと
考えてみた。
演歌では、すぐ出てきたのが「旅姿三
人男」である。これは清水の次郎長一
一家を歌った歌で、昭和13年というか
らかなり古い。最近はもう歌わないが。
「旅姿三人男」は、東海一の大親分と
謳われた清水次郎長（本名：山本長五
郎）のことではなく、その子分の大政・
小政・石松の3人のことで、史実に忠実
というわけでもない。
本来は、演歌なのだが、洋楽系を得意
としたディック・ミネが歌ったことで大ヒ
ットしたという。そういえばイタリア系の
匂いがするな、な～んて。
それに静岡は次郎長一家を除けば、
股旅ものの道筋でもない。東海道は
さすが大手を振っては歩けないだろ
うからね。
湯の町に関連する歌がある。そう「湯
の町エレジー」だ。伊東がモデルだそう
な。当時花町で各店を回っては糧を得
ていていた弾き語りの物語だ。
古賀政男の名曲ですね。典型的なヨ
ナ抜き音階である。ただ小節を利か
せなければ歌えないのでなれないと
まず歌えない。私はこの歌ならこぶし
を利かせられる。持ち歌の一つであ
る。
あと歌となると天城越え、伊豆の踊り
子。片手で数えることができるほどで
正直少ない。しかも演歌ばかり。
それ以外ご当地ソングは思い浮ばな
い。ネットを検索したら県歌か市歌以
外にヒットしたのが「思い出の交差点
」。え？知らないよ。
そりゃそうだ2、3年前のＣＭソングら
しい。知事から市長から総出でＰＲ
している？静岡の西部地方はまる
でご当地ソングがないからね。
そうだ童謡があった。「みかんの花
咲く丘」これは名曲だ。以下作品の
誕生までのエピソードがある。紹介
しよう。プロはプロで大変だなと思
ってしまう。（以下敬称略）
終戦の翌年、1946年8月、NHKのラ
ジオ番組で東京の本局と伊東市を
結ぶ、ラジオの二元放送が行われ
た。
放送には当時12歳で人気絶頂の
童謡歌手の川田正子が出演する
ことになっていた。
海沼實が作曲を任されていたが、
前日の24日になっても作品は仕
上がらなかった。
そこへ月刊雑誌「ミュージック・ラ
の取材のため、川田宅を訪ねて
きた。
海沼は加藤に事情を説明し必要
な歌詞の大まかな流れを加藤に
説明した上で、その場で作詞する
よう依頼した。
加藤はまず主題から検討した。静
岡から加藤がまず連想したのはみ
かんであった。
しかし当時サトウハチロー作詞の
の歌唱で大ヒット中でみかんの実
の方を扱えば加藤の先輩にあた
るサトウ・ハチローから「二番煎じ」
とクレームがつくおそれがあった。
8月はみかんは実がなっている季
節であったがあえて実ではなく花
の方を主題とすることに決めた。
海沼が指示した流れにみかんの
花が咲く情景を盛り込む形で１番
と２番を完成させた。
3番も作るよう求められた加藤は
自らの体験を元に3番を書き足し3
歌詞を完成させた。
原稿を受け取ると海沼はGHQで詞
の検閲を受け検印を受けるとすぐ
に伊東行きの列車に乗り列車の中
で作曲を始めた。
駅付近でやっと前奏が浮かび伊東
線の宇佐美駅付近でようやく曲が
完成したという。
宿につくと作ったばかりの旋律を口
移しで川田に教えた。
翌日の放送では川田はまだ歌詞を
覚えておらず海沼が名刺の裏に書
いた歌詞を見ながら歌うという慌た
だしさであった。
歌は日本全国に大反響を呼び、み
かんの花咲く丘は日本を代表する
童謡作品となって今も広く歌い継が
れている。（以上ウィキペディアより）
川田正子さんの「みかんの花咲く丘」
です。
東北や九州の情緒と違い静岡は
あくまで明るいイメージなんです。
まあ温泉町の情緒はちと違うけ
れどもね。
民謡といえば三島の農兵節（ノー
エ）、静岡の茶切節（チャッキリ）。
これは誇れる。合唱でも歌われて
いるし。
チャッキリ節は２０１６年に定期演奏
会で歌った。メドレー「ふるさとの四
季」の中に組み込まれていた。
ふるさとで始まりふるさとで終わる編
曲である。これは随分とたくさんの合
唱団が歌っている人気曲である。
合唱曲はお借りしてます。わが団はオ
ケつきですが残念ながらＣＤ録音なの
で。
