こんにちは。

 

 

12月22日。先生のお宅にお邪魔して

の今年最後のレッスンだった。

暖かい日だった。

 

 

ただ、レッスンは順調とはいかない。

不安箇所を何度も復習していったのだ

が。思わぬ箇所で水が洩れてしまった。

 

 

発声練習、体が硬いと指摘される。力

み過ぎなのだ。どうしても力が入る。マ

スクをしての発声は大空間マスクのお

陰で気にならないのだが。力むからね。

 

 

姿勢自体直立不動スタイルになってし

まうし、前に声を届ける動作、声を維

持する動作いずれも長続きがしない。

 

 

歌っている間に力を失い減衰してしま

う。歌から遠ざかっていることもあるか

もしれない。

 

 

ラララレレレこれが大の苦手だ。下ア

ゴが動きすぎ。意識のしすぎかもしれ

知れない。私だけの悩みかも。

 

 

歌の練習に移る。ドニゼッテイの愛妙

「人知れぬ涙」愛の妙薬はオペラの

題名、アリアの題名は「Una Furtiva

 Lagrima(人知れぬ涙)」

 

 

歌詞をイタリア語で朗読する。意味と

読みを確認してから練習を開始する。

それが先生の流儀,わかっていても

必ず行われるルーテンだ。

 

 

意味が分からないいまま歌う始めるよ

りよく分かって歌ったほうが歌にすん

なり入れるいうもの。

 

 

勉強していっても苦戦するイタリア語

の読み、アクセント。まだイタリア語の

歌曲はカンツオーネを入れても四曲

しか歌ってないから圧倒的にキャリア

が不足だ。

 

 

たとえば発音だが

Un soloistantei palpitiを読むとする。

ウン ソロイスタンテイ パルピテイ

と呼んでしまうとアウト

 

 

soloistannte i parpti  

ウン ソロイスタンテ  パルピテイ

と読む。イは一単語だから。ただし

歌う時には楽譜に従うのだが。

 

 

分かっているといないでは大違い、歌

っていてもイタリア語に聞こえないそう

だ。イタリア語のアクセントを身につけ

るためなのだ。

 

 

これは知識の乏しい者にとっては独学

では学べないこと。対面レッスンの貴

重なところだろう。

 

 

毎回新たな問題点を指摘されながら

少しずつ身についてゆく。亀の歩みだ

がこれが結局一番身につく。ドイツリ

ートもそれで何とか歌える。

 

 

発音では2重母音にも注意が必要だ。

suoi(スウオイ) のスとオ

quelle(クウエッレ) のウとエ

miei(ミイエイ) のイとエ

chiedo(キイエドウ) のイとエ

 

 

母音同士はっきり区分して発音する。

これが歌っていると曖昧になりやす

い。スオイ、ケッレ、ミエイ、キエード

ウと歌うと叱声が・・・「違う!」

 

 

装飾音、これも苦手だ、ごまかして歌

うとすぐわかる。しっかりと一音の中

で3音を歌う、なれないと滑らかに歌

えない。

 

 

corに装飾音がつく。コオルではなく

てコオオルだよね。

cercandoに装飾音。チエル カアア

ンドイオだね。

 

 

実は当日私がカーンと歌ったらしい。

先生、難しい顔して考え込んでいる。

まずい!そのように歌っている歌手

がいるかも知れないと思われたらし

い。本人はとっくに反省しているの

です。

 

 

楽譜に表われていない隠れた言葉

もある。

たとえばnegl' occhiという言葉。タイ

がついているからnegl' ocはつなげ

る。

 

 

gは発音しない。l’はiを追加し、o

と併せて読む。ネーリオッ キイと

なる。これは楽譜をみてもわから

ない。

 

 

ネリ オッ キイと発音してしまう。一

度誤って覚えた言葉はその場では

なかなか直せない。器用でないから

ね。次回直すしかない。

 

 

この曲の山場は最後、歌い手が自

由に歌うカデンツア。この間ピアノ

は沈黙。23音あって速くて長い!

当然滑舌が要求される。

 

 

楽譜のカデンツア

 

 

先生の提案でカデンツアは楽譜に

プレミアムをつけて歌うことになった。


non chieからカデンツアを歌い始め

ミレミファソラソファソラシドシラシドレ

と上がり♯ファミレドラと降りてdoと

歌いブレス。

最高音に「♯フア」を付け加える。

 

 

ブレス後は non chie doと歌って終

わる。
つまりchiedoの繰り返しというわけ。

最初の楽譜は1回だけだった。

 

 

楽譜通りだと最高音はミ。地味な感

じだ。私の音域で無理のない高音を

つけくわえてもらった。歌のインパク

トがまるで違うし、歌い甲斐がある。

先生ありがとうございます。

 

 

さてユーチューブで歌っている各歌手

の歌唱は最後の部分が違う。私が歌

う曲の最後の部分である。

 

 

カデンツアが終わり、違う表現の言葉

が繰り返される。確かにそれの方が

インパクトが違う。

 

 

次のレッスンは1月16日、今回の記

録をよく反芻して臨もうと思う。でもま

た予想外の展開になるだろうな。

 

 

テノールの歌唱だが動画を載せた。こ

れを聴くとしっかりと楽譜どうり歌い、そ

の上で個性を出しているのがわかる。

 

 

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