東京芸術劇場コンサートホール

 

 

こんにちは。

 

 

今年はもう合唱は歌えない。過去に歌

ったステージで印象に残ったシーンを

思い出して投稿している。

 

 

2018年10月、私にとって人生初とな

るスイス合唱団とのジョイントコンサー

トが東京芸術劇場で開催された。メイ

ン曲はモーツアルトレクイエム。

 

 

あれから2年。いまだにあの時のこと

を思い出す。普通に歌っていたらこの

ような出会いはなかっただろう。

 

 

主催はとしま未来文化財団。としま区

民合唱団として募集された。コルメロ

のOBOGにも声をかけてくれたから参

加できたのである。

 

 

コルメロは以前からスイスの合唱団と

国際交流している。モツレクの指揮は

坂本和彦先生である。

 

 

さて、モーツアルトレクイエムは6月に

も坂本先生の記念演奏会で歌った。

同じ年に2度モツレクを歌うことになる

とはなんという幸運。

 

 

大変だったのは練習だった。横浜か

ら雑司ヶ谷の東京音大の練習場まで

往復2時間はかかるのだから。この年

は声がでなくなったり肺炎になったり

体調不安があったからよく乗り切れた

と思う。

 

 

私は2団所属の身、コルメロの記念演

奏会も重なり5,6月は4団体の練習に

参加したことになる。

 

 

当時のブログを再編集して掲載してみ

た。長文なので2回に分けている。どう

かお付き合いください。

 

 

終わった!日瑞交流

コンサート

 

(歌は友達、777job ameba.jpから)

 

当日のプログラム表紙

 

 

スイスの合唱団ポストースクリプトムと

のジョイントコンサートが10月26日無

事終了した。

 

 

東京芸術劇場コンサートホールのステ

ージは最高だ。2000人も収容できる

大ホールでありながら、こじんまりと感

じる不思議な空間が広がっていた。

 

 

ステージに登壇して客席を見る。さすが

に3階は見渡せないが、2階までは人で

埋まっている。7割くらいかな凄い!

 

 

オケ、合唱団合わせ、200人が乗って

も余裕を感じるほど広いステージ。歌う

環境としては申し分がない。

 

 

合唱団は総勢150名ほど。、スイスのお

客さんは50名だった。

オケは総数を把握してないが60人前後

の編成だったと思う。総勢200名超えの

大人数である。

 

〇ソリスト

砂田愛梨(ソプラノ)

鳥木弥生(アルト)

所谷直生(テノール)

泉良平(バリトン)

 

〇合唱団

アンサンブル・ポストークリストム

(スイス)

豊島区民合唱団

慶応義塾大学日本女子大学コール

 メロデイオン

ジュニア・アーツ・アカデミー

 (ジュニアコーラス)

 

〇オーケストラ 

  G・dream21レディースオーケストラ

  

〇指揮

  ロマン・マイヨール(第1ステージ)

  坂本和彦(第2ステージ)

 

 

第一部はオペラ合唱曲。そしてスイス

の歌、日本の歌を原語で歌う交流ステ

ージ。子供たちの演奏ステージと盛り

だくさんのプログラムである。

 

 

第2部はモーツアルトレクイエム。大

人数で並びを心配したが、そこは以心

伝心、パートの先頭だけ決めて団員

同士適当に並んでピタリ。

 

 

一回しか合わせてないのにもうすっか

り一つの合唱団と化していた。

楽屋が広々としているので混乱は起き

なかった。

 

 

スイスのお客さんは並外れて大きい。

日本人は骨格からして小さい。特に席

順を指定しないでもスムースに入退場

ができた。

 

 

自分の合唱団は入退場の練習まです

るというのに本当に奇跡だ!

 

 

私は並外れて小さい(泣)。というか

戦後の欠食児童だから。なんといって

も新制小学校第1期生だものね。

 

 

あのまず~い脱脂粉乳で育った年代

と言ってももう分かる人はいないか、笑

 

 

そういえばgraziosoさんが同年代だから

慰めてくれたっけな。昨年旅立ってしま

われた。本当に惜しいし寂しい。

 

 

まあ背丈ばかりはどうしょうもない。で

も最前列は最上席なんだもんね。

 

 

★当日のプログラム

 

 

指揮はポストースクリストウム合唱団の

ロマン・マイヨール先生だ。初めてだが

指揮ぶりはとてもわかりやすくゲネプロ

ですぐ慣れた。

 

 

ただオペラ合唱は初体験に近く不安の

スタート。

 

 

1曲目、ヴェルディの「オベルト」序曲。

4曲目、カヴァレリア、ルスティカーナ

「間奏曲」はオーケストラ。間奏曲はも

っとも有名で美しい曲だ。

 

 

2曲目、ベッリーニの清教徒「ア・フェス

タ」。速い曲だ。歌いはじめればあっとい

う間。

3曲目、ナブッコ「Viva Nabucco」。合

唱団は群衆の役で歌いやすい。

 

 

5曲目、カヴァレリア・ルスティカーナ

「レジーナ・チェリ」。復活祭の合唱であ

る。ラテン語曲。

 

 

2分の2拍子から始まり、目まぐるしく

変化する。指揮を見てないとついてゆけ

ない。暗譜必須の合唱曲だった。

華やかで盛り上がり満点、もう一度歌い

たい曲だ。

 

 

ラスト。ヴェルディのアイーダ「デュエ

ット・フィナーレ」。この曲が一番お客

さんの共感を呼んだと思う。

 

 

主人公(ソリスト同士)のデュエット、

最後にアイーダが天上に旅立つ場面。

合唱がバックとなり祈るように静かに歌

歌って終わる。抑制的だがとても感動的

で心に響く。

 

 

最終曲だったからかもしれない。お客さ

んの反応が凄くブラーボの飛び交う幕

切れとなった。

 

 

オペラ曲、いい勉強になった。オペラ

曲の譜面はパート別でないから慣れ

いと読みにくい。貴重な経験だった。

 

 

そしてスイスのお客さんのために、ス

イスの国民的な歌「愛国の祈り」をフラ

ンス語で歌い、お返しに日本古謡の「

さくらさくら」を日本語で歌った。

 

 

 

2曲とも子供たちも入ったアカペラでの

全員合唱。心のこもった交流イベントに

なったと思う。

 

 

第1部は子供たちの演奏で締めくくり。

「ジュニア・アーツ・アカデミー」

 ・ハイホー

 ・となりのトトロ

 

 

第2部はメインステージのモーツアルト・

レクイエム。やはり緊張する。

(②に続きます)

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

お口直しです。マスカーニの歌劇から

カヴァレリア・ルスティカーナ「レジー

ナ・チエリ」(復活祭の合唱)

 

 

素晴らしいですね。われわれの演奏

でないのが残念ですが!

 

 

 

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