YAMATO string Quartet

 

 

こんにちは。

 

 

昨12日、久しぶりの生演奏を聴いた。

会場は県立音楽堂。

「ベートーベン 弦楽四重奏曲 

全曲演奏会(第2回)

YAMATO String Quartet

主催:神奈川芸術協会

 

 

音楽堂は昨年まで一年間の改修工事

のため休場していた。最新の空調シス

テムに入れ替わった。客席は16分で空

気が入れ替わるという。

 

 

まるでコロナ時代を先読みしたような

タイミングでの改修。でも2月以降イベ

ントは出来なかったから、甚大な被害

者でもある。

 

 

われわれが合唱団の2年に一度の演

奏会も音楽堂で開催するのが恒例と

なっている。

ただ一昨年は工事のため関内ホール

で開催した。

 

 

来年はここで歌えるだろうか。1000名

規模の大ホール。我々のアンデイ・ム

ジークコンサートでは700名程度の来

場者である。

 

 

来年歌うことができるなら50%、500

人規模でということになるが、会場を

とれるかどうかもわからない。ただ今

回のイベントは参考になる。

 

 

どのように運営するか勉強したい。今

回も50%定員でほぼ満席と聞いた。

 

 

あれ!客席は一人空けの規制がな

い、全席指定だから、ランダムに開

けてある感じ。

 

 

〇音楽堂の空調設備が最新である。

〇観客全員が手指消毒を行い、マス

ク着用の上、前方を向いて着席。

〇客席内での会話禁止。

〇ある程度分散して着席している。

 

 

の条件が満たせるならば安全は確保

できるというホールの助言で開催する

そうだ。これは我々がこのホールで開

催するときの目安になりそうだ。

 

 

ただ弦楽は4名、合唱はおよそ30名。

さらににハードルが高い。大ホール

だけにステージは奥行きが長い。ピ

アノ伴奏だからステージ一杯に使え

ば距離をとっても歌えるかもしれな

い。

 

 

 

案内役もいつもより多い配置である。

客席での会話にとても神経を使って

いるのがわかる。それでも休憩時間

中会話が聞こえてくる。本当は禁止

だよね。もしもがある、感染は絶対

避けねば。

 

 

コロナ感染者が多い現状から来場

者はガラガラと予測したが飛んでも

ないほぼ満席だった。

 

 

きっと、お客さんもイベントが開催さ

れないことにストレスを感じているの

だろうと思う。

この演奏会は3回公演だが急遽4回

になった。好評なんだろうね。

 

 

13時30分開演だから暑い盛りの時

間だ。それでも満席。

お客さんの熱意が感じられるという

もの。

 

 

全指定席、税込み2750円。

3ステージで都度休憩をいれての演

奏だった。

 

 

アンコール後のカーテンコールは感

動的だった。拍手がすごく立ち上が

って拍手するお客さんも。

 

 

退場は密にならないようブロック毎に

退場。案内に従って出口へ。考えて

いるね。

 

 

ブラボー、声かけ、出待ちは禁止。

不自由だが仕方がない。要は会話

がダメということだから。

 

 

ここでベートーベンの音楽活動を振り

返ってみる。

ベートーベンとひとくくりするが、その

活動時期は初期,中期、後期に分け

られるという。

 

 

初期は、まだ聴力を失っていなかった

30代半ば。ハイドン、モーツアルトか

ら多大な影響を受けた時期である。

 

 

実は、この時期は弦楽四重奏を中心

に交響曲は1番しか作っていなかっ

た。

 

 

ベートーベンが偉大な先輩たちから

抜け出たのが中、後期。だが聴力

を失った。

 

 

音楽の聴けない無音の世界。どれほ

ど不安で気が狂わんばかりの怒りに

襲われたことだろう。

 

 

荒々しく、前衛的で暴力的、いわば

べーートーベンらしい音楽の確立期

である。

 

 

交響曲2~8番はこの時期作曲して

いる。エネルギーにあふれた力強さ

が目立った時期である。

 

 

40代後半から亡くなるまで贖罪と内

省期という。内的な創作活動に向か

った時期。交響曲第9番はこの時期

作曲された。

 

 

下世話に言えば、初期は女性にモテ

モテ、中期はほぼストーカー、後期は

極度の女性不信に陥っていたとか。

 

 

その中でも、一貫して作り続けた弦楽

奏曲はベートーベンの人生そのものと

いえよう。

 

 

今回は10番から12番まで。アレレ、ベ

ートーベンってこんなに穏やかだった

かな思いつつ聞いていた。

 

 

10番は基調は安定、慈愛だろうか。

でも時に暴力的になる。感情の起伏

が激しい。

 

 

10番は、ナポレオン軍に占領され、

戦禍におびえながらも曲は安定して

慈愛に満ちている。でも突然暴力的

になったりする不安定がある。

 

 

11番、失恋と出会い。感情の起伏が

あらわになる、人間的な曲といえる。

女性に未練の有った時期はここまで。

 

 

12番は54歳の時の作品。抑制的で

控えめで優雅な曲調。さてこれから

どんなに変化するだろう。

 

 

3回目公演は20日。チケットは持って

る。13,14,15番を聴くことにしよう

と思う。楽しみだ。

 

 

まだまだ暑い4時前、水分を補給しな

がら徒歩で30分、無事帰宅した。

 

 

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