6月6日は大変でした。
午後13時より、㋇の発表会で歌うソロのレッスン。
午後18時より、洋光台混声合唱団の定期練習。




ソロは、「アンデイ・ムジーク(楽に寄す)」(シューベルト)
「夢路より」(フォスター)

です。なんだ、簡単な曲ばかりと思われるかもしれません。




「楽に寄す」はドイツ語で歌います。小品です。

ですが、プロの練習曲になっている曲、決して簡単ではありません。
どんなにドイツ語に堪能でも、曲が絡むと歌い方が難しい。




ましてや、ドイツ語は50年前学んだのみ、
発音など間違って記憶していて、山田先生に一々直される始末。
きっと、不肖の教え子を持ったこと後悔しているでしょうね。




言葉をハッキリ歌えても、それから先が重要。
聴いていて感動して貰えなければ面白くない。
歌い方についてはこれからの指導になると思います。



帰宅後、youtubの動画を検索していたら、
外国の歌手と日本人の歌手には明確な違いがある

ことに気づきました。




それは発音です。第一に明瞭さが違います、

外国の歌手の歌詞は明確に聞き取れる。
日本人の発音は不明瞭です。




では、外国の歌手のマネをすれば良いのではと思いますか。
それが、簡単ではないのです。




それは子音の使い方なんです。

日本語にない子音の発音の仕方です。




これはプロでも苦労するところ。

たとえば、ウとuでは違う。
kunstをクンストと発音したらアウト。

日本語のカナでは表わせない。覚えるしかない。




ドイツ語を選んだことを、

少し後悔しましたが、これもチャレンジ。
今後襲われるかも知れない認知症の防止にも良い。




「夢路より」は、フォスターの名曲。
死の間際に作った曲だそうです。




アルコールに溺れ輝きを失った晩年、
切ないほど再起への願いがこもった曲。

軽やかな旋律の中に隠された願い、表現力が問われます。




良く知った曲で簡単かなという

安易な気持ち選曲したのはとんでもないことでした。




原曲のキーは「Es-dur」、

結構高いので、発声が悪いと高音が汚くなる。

そして、私には飛んでもない欠点が隠れていた。




一つは譜面どうり歌えてない、

ピアノ伴奏に遅れる、伸ばし過ぎ、など、など。
カラオケの弊害かも。

そういえば最近カラオケでも遅れる。




もうひとは、歌っていて、センテンスが滑らかに流れない、
ブツブツ切れる。特に高音に移行するとき、

小節の変わり目の時が著しい。




次の練習は21日、直せるか不安一杯です。



発声練習では、高音部を安定して出せること、
喉声にならないこと、などまだまだです。




課題満載のレッスンでした。



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18時からは洋混の練習です。



、練習を始めて日がない曲、
組曲「ありがとう」(作曲:石若雅也、作詞:谷川俊太郎)
の中から、”走る・ありがとう”の2曲を練習しています。




演奏は6月28日の「県音楽祭」です。
とにかく時間が少ない。
2曲とも、4分弱の長い曲、なんと暗譜で歌うのです。




これはキツイ。
しかも、公式練習は後2回、
そのうち1回は所用で欠席せざるを得ないので、憂鬱です。




演奏会のゲネプロで失敗した苦い思い出がよみがえります。
とにかく、効率良く覚えるしかありません。




それには、毎日楽譜に触れること、これしかない。
プロでも、直前は覚えるまでとにかく練習するそうです。

暗譜練習に簡易策はないようです。




頭で覚えても、本番で忘れる。ブレスした途端に忘れる。
譜面が眼の前にないということは大変不安なもの。




反復練習あるのみ。

毎日一時間楽譜と付き合うことに決めて、実行しています。




13日の定期練習で暗譜で歌えることが、目標です。

合唱はパート練習で完全でも、合わせると他パートに釣られる。
他パートとのやり取りを身につけるには合同練習しかありません。



結構大変ですが、これは良い刺激になりますよ。
暗譜練習は甘えが許されないからです。




音楽祭当日の成功を頭に描いて、プラス思考で
頑張りたいものです。