医学部受験記 3 英文速読 フィーリング読みから脱却しよう


医学部受験記4 英語長文解答作成


医学部受験記5 和文英訳英作文


医学部受験記6 自由英作文&小論文 理系のための作文法


 医学部受験記7 英語リスニング 発声と聴音はセットなり


医学部受験記8 英単語学習 英単語は身を助く


医学部受験記9 英文法・発音アクセント


医学部受験記10・11 数学弱者が医学部に!?不可能を可能に 数学の解法暗記


医学部受験記12 国語ができない受験生に告ぐ

 

 おおよそ、学校の教育方針に則って学習を進めた私であるが、1年次の年度終わりにいくらか問題が生じていた。その一つに模試などの外部試験で、英語の点数が取れなかったことだ。定期テストはできる、それなのになぜ?

 答えは、すぐにわかった。定期テストでは問題が教科書から出される。出題形式は文の穴を埋めたり、並べ替えたりして教科書の英文を再現するというものが主なものだった。つまり読解問題のようなものは全く出されなかったのだ。別に学校のテストを非難したいわけではない。例文の暗記は言語を勉強するうえで非常に有効な手段であることは理解できる。要は私の訓練が全くもって不足していたのだ。

 私はすぐに英語の勉強法について研究を始めた。

 長文読解において重要なのは文を正確にかつ素早く読むことである。どれだけ早く読んでも意味が理解できていなければ、ただの目の運動である。私はその時まで、英文は浴びるように読みまくっていればそのうち読めるようになる、という迷信を信じて疑わなかった。いや迷信ではないのかもしれない。しかし普通の高校生がほかの教科を犠牲にして、英文を浴びるように読むことが出来るだろうか。できないのが普通だ。早く読む前に正確に読むという考えはいたるところで見られるだろう。スポーツにせよなんにせよ。いわば誤ったフォームのままで練習を続けるようなものだ。分からないものは何回読んでも分からない。至極当然なことなのに16の私は理解できていなかったのだ。

 我々は日本人だ。日本人のための英語の勉強法がきっとある。

 そう考えた私は、アメリカ人はこんなことしないだろう、と中学時代から避け続けてきた精読の訓練を始めた。文を分解してS、V、O,C、形容詞句、副詞句……と名前を付けていく例のあれだ。

 英文を分解して、主語だ、述語だ、形容詞だ……ということにどのような意味があるのだろうか。

 英語を英語のまま理解せよと言う。第一言語が日本語である我々にそのようなことが果たして可能なのか。確かに、apple→赤い木の実という変換はできるかもしれない。しかし日本語でさえも理解に苦労する難解な抽象語についてもそれが言えるのか。母国語を利用して英語を勉強したほうが効率が良いのではないか。十数年培ってきたその言語能力をふいにするようなことをどうしてできようか。

 精読すなわち構文解釈は、驚くほど美しく体系化された英語という言語を型にはめて効率よく読み砕く方法なのだ。この訓練がしっかりと行われれば、返り読みもせず、文頭から英文を理解してゆける力を手にすることができる。そのためのツールとして主語、述語、品詞……などの言葉がある。名づけには混沌とした世界(カオス)を秩序だった世界、すなわちコスモスに変える役割がある。例えば、朱色、紅色、緋色を知らない人にとっては以上の三色はすべて赤色としてしか認識されない。つまり色の違いを見分けることができない。この言葉を知っているということが色の違いを理解するということにつながるのだ。同様にして主語、動詞、形容詞、副詞といった言葉は英文の構造を理解するのを助けてくれる。

 精読の重要性を説いたところで、本題に入りたい。

 

例文

You, the people ,have the power,to make this life free and beautiful,to make this life a wonderful adventure. 

 

Youとthe peopleは同格で共に文の主語となります。

have は文の動詞で、the powerは動詞の目的語。

以下に続く二つの不定詞句はthe power にかかる形容詞句。

不定詞句に注目すると、句中ではmakeが動詞でその目的語がthis life 

free and beautifulは目的格補語でthis life is free and beautifulの関係となっています

つまりVOCの形です。二つ目の不定詞句も同じように考えます

人間には人生を自由で美しく魅力的なものにする力がある

 

上の作業が精読です

 

以上の訓練は英文解釈の参考書で練習することができる。俗にカリスマ講師と呼ばれる人が執筆した参考書が出回っているのだからこれを利用しない手はない。私が目から鱗だった参考書は次の「ビジュアル英文解釈」(駿台文庫)である。

 

 

少々堅苦しいところもあるが最初にこの本を手にしたのは運が良かったとしか言いようがない。無論私にあっていたとしても他の人に合っているとは限らない。現に薦めた3人の友人は尽く挫折している。何が問題かというと、白黒で文字ばかりなのだ。そもそも文章に読みなれていないと厳しいところがあるのかもしれない。もちろん英文解釈についての良書は他にもたくさんある。是非吟味して自分にあったものを選んで欲しい。

 

因みにビジュアル英文解釈が無理そうな人に向けて代替案

 

 

 

 

 

 

 

 

追記:精読の勉強をするに当り、文法書は必携です。いくつか紹介しておきます。

 

 

 

 

英文法解説 英文法解説
1,836円
Amazon
 

上の二つは凝り性の人向けです。細かい事項まで解説が詳しく書かれてあります。

 

 

 
 
ZESTAR 総合英語 ZESTAR 総合英語
1,566円
Amazon
普通レベルです。はじめの二冊が無理そうな人はこれらのうち一冊を買えばよいと思います。
 
 
 
英語アレルギー?の人向けです。上の三冊でも読む気がしない人はチェックしてみてください。

続く


医学部受験記 3 英文速読 フィーリング読みから脱却しよう


医学部受験記10・11 数学弱者が医学部に!?不可能を可能に 数学の解法暗記


医学部受験記12 国語ができない受験生に告ぐ