レポートに書いてある内容は
左にセーフセンターのロゴ
患者様のお名前、年齢、患者番号ときて
1. 取れた卵の数
2. 成熟卵の数
3.未成熟卵の数
4.超未成熟卵の数
5.動きをとめてしまった受精卵の数
6.精子のタイプ 凍結精子か、フレッシュか
7.精子数
8.精子の運動率
9.精子の選抜方法
(セーフセンターではだいたいHA-ICSI)
なんと、これは着床前診断で
↓↓↓↓
を希望するときにも十分な
力を発揮するんです。ひょおおおお!
そして、その横に
10.正常受精した受精卵の数
11. 1PNの数
12. 0PN, 2PBの数
13. 0PN,1PBの数
14. 3PN以上の数
15. 受精させたことで、壊れてしまった
受精卵の数
16. 2cells 受精させた日に
すでに2細胞以上になっているもの
そしてその横に
DA1 と称して2PNの数がいくつか
0PN,2PBの数がいくつか
というのが並ぶのですが
ここに記載されているものだけが
培養されていく、受精卵たちなのです。
いわゆる戦力卵ちゃんたち🥚
2PNは、正常受精なので
培養を続けて行くのは当然としても
0PN,2PBってなんなの?ってこと。
まず、受精には
1.2PN =正常受精
と
2.3PN=異常受精
と
受精できなかった
と
受精はしたが、はたしてこれは
正常な受精なのか?というもの
受精には、この4パターンが存在します。
そしてこの最後の4パターン目を
正常受精未確認と呼びます。
セーフセンターでの表し方は
0PN,2PBとなっています。
なぜに、正常な受精したかどうか
判断できないなんてどういうことでしょう。
さっそく親友培養士ちゃんに質問
卵の受精を確認する方法は
2つあり
1.極体をみる。
2.前核をみる。
卵が受精する→まず、もとから1こしかなかった極体がもう一個でてくる→極体が2個になる
この極体が2こになった状態
それが
2PB
これは、受精した卵すべてにおこります。
(例外もありますが)
はい。これで、極体はおっけー!
では次に
卵の細胞の中に前核があらわれる→でも、これがでているのは一定時間だけ→見逃す可能性もある。
と、いうことで
極体は、2個現れた
2PB
でも、前核が確認できない
0PN
もしくは前核が1こしか確認できない
1PN
極体が2つ確認できたから、
受精は確認済み。だがしかし
前核が2つ確認できない
でも、見落としかもしれない
正常な受精が起こっているかどうか
判断しにくい
なにせ、前核の現れる時期は制限があるから。
通常は、前核の確認は、
受精してから、20時間前後で出現します。
そして、その後消失してしまいます。
卵は、その一つ一つが性質も育ち方の
スピードも違ってくるため
前核がでているの期間をのがしたら
確認ができない、という場合もあります。
でも、大丈夫。
私たちは
受精卵を順調にに培養して
胚盤胞に育てたあと
着床前診断をすることにより
全染色体をしらべることができます!
心配することはありません。
ここで、すべての染色体が正常であれば
正常受精だったのに
見逃しちゃって、ごめんね

ちゃんと、正常受精だったのね。
あー、お母さん心配しちゃったわぁ
ってことになります。
うーん。役にたつな。
本当に着床前診断は役に立ちます。
プロイちゃん、いつもありがと
