
つげ義春作品集。かなり大きめ。厚いし、重い。

父が持っていたのを譲り受けました。
もしかしたらプレミアつくかも?なんて話しましたが売る気はないんですけどね~。
初めて読んだのは小学三年生とか四年生とか… ねじ式のパロディーがアニメうる星やつらで入り、「お母さん見て見て!この漫画のまんまだよ!うる星やつら!」
興奮ぎみに母に伝えました。
ねじ式は結構パロディーにされてますね。江口寿史も、わたせせいぞうの絵をパクリ、あの青年だけがつげ義春の画で「トイレは何処ですか!」「僕の肛門は、もうのっぴきならない状態なのです。(おならをプップッしながら)」必死に訴えます。
わたせせいぞうキャラ達「僕達トイレに行かないんだ」「うんこしないんだ」
あれ、面白かった(笑)
今回この作品集から紹介するのは。

「海辺の叙景」です。
なんとなく「うみべの女の子」とタイトルが似てます!?

ライチ目当てで購入したら「うみべの女の子」が連載されていて心に引っ掛かりました。
全巻読んでいないので読んでみたいです。

さて、海辺の叙景は「ねじ式」や「ゲンセンカン主人」「紅い花」「もっきりやの少女」のような派手さがありません。
最近までスルーしていた漫画です。
まだ初期の感じがあり、そんなに好きな絵柄ではありません。
内容は、とある男女が海で知り合います。

そしてはじめはキャッキャッ海で遊んでいるのですが

雨が降ったり、男性は体力が落ちているようでヒィーヒィーいってたり唇は真っ青です。
凄く寒そうです。



「あなたすてきよ」
声をかける女性
こんな海の中、体力も尽きそうな男性が泳ぐ、なんとも無茶で、寂しいような、侘しいような、奇妙とまではいかないですが「叙景」いう言葉が似合う…意味を知りたくなる…そんな作品です。