江川達也 | なないろDreamer

なないろDreamer

下駄履きの生活者ブログです。

漫画家 江川達也
昨日バラエティーテレビ番組に出てました。江川達也を見ると変な気持ちになります。

江川達也先生って愛知の教育大学出て、教師になって漫画家になった人です。

可愛い女性をかかせたら上手いし、話も面白い。
本人も、どうしたら売れる漫画が出きるか分かっているそうです。

ある意味あざとい。
頭がよくて器用にこなしている感じもあります。
でも私が中学生に江川達也作品に出合いBE FREEを読んだ衝撃。
そのあと少年ジャンプでタルルートくんを連載。
なにかと江川達也作品は目に付きました。
大ヒットしてドラマにもなった東京大学物語
最後まで読んでませんが、途中までの勢いは凄かったです。
でもたいして好きな作品ではありません。
それよりは同時期のゴールデンボーイが好きです。
当時まだ声を高くあげる人がいなかった原発について、漫画の中で取り上げ打ち切りに。(環境汚染についても描いてました。)

中途半端な終わり方にモヤモヤします。作者も反発しながら書いてますね。最後の一コマに
「続きをみせろー」
「そうやって臭いものには蓋をする」
などなどの台詞が。

そのあと1998年デッドマンとラストマンを同時連載。
デッドマンの初期はかなり好きですね。

161108_185339.jpg
70、80年代が舞台なのも好きです。制服も懐かしい感じです。

絵柄もビーフリーの次に好きです。
食べてばかりの主人公真紀子。
食べ方が美味しそうです。
友達はお昼に言います。
「食べるって恥ずかしいと思ったことない…?凄く動物的な行為だと思うから…」

みんなが食べてないのに、一人だけ食べるって確かに恥ずかしいですね。

食べるのは本能です。食べなきゃ死んでしまいます。
だけど恥ずかしいって思うのは何故でしょう…

異常な社会を正常と幼少の頃から刷り込まれヒトのもつ本来の能力を抑圧してしまっている。

ヒトは恐怖の対象と同化し遺伝子を残そうとする。でもそれが出来ない場合は子孫を残そうとする性衝動。

ラストマンでも遺伝子を残そうとあがく姿がかかれてます。

ゆく河の流れは絶えずして
しかも もとの水にあらず
淀みに浮かぶうたかたは
かつ消え
かつ結びて
久しくとどまりたる例なし
世の中にある人と棲みかとまたかくのごとし



人間は何処から来て、何処に往くんだろう…

江川達也の漫画を読むとそんなことを考えてしまいます。

ここ数年はオッサン化がはげしいですよ(笑)昔と違いすぎます(笑)

変な気持ちになるのは、思春期から読み続けていたので思い入れがあるからでしょうか。

今は何描いているんでしょうかね?