(深夜は結構いい映画が入りますね)
小学生の頃に、父が家で見ていたのを一緒に見ました。ハエが転送機に紛れ込んだ悲劇でした。
この話を書こうかと思いましたが、この頃おなじような感じで見ていた、1973年アメリカ制作 リチャード・フライシャー監督作品の「ソイレント・グリーン」を思い出しました。

父が映画ずきなのでビデオなど観ていると、私もついつい目に入り、面白いと入り込んでました。
ソイレント・グリーンは近未来の2022年の話です。
何と言っても緑色のビスケットが印象的です。

ハリイ・ハリスンの小説「人間がいっぱい」をベースに作られてます。
そのタイトル通り、人口爆発により深刻な食糧問題を抱えていました。
ソイレント社が作る、合成食品が主食でした。
昔食べていた普通の食事は高級階級しか食べれません。
60歳になると安楽死をさせ、人口増加を押さえています。
そして、安楽死した人肉をソイレント社は加工して食品にしていました。
そう、あの緑色のビスケットです。
そのことはみんな知らないで食べてます。
この映画は先見性があり、食品偽造が多い現代と重なります。
しかし、人肉とはショッキングでした。凄く緑色のビスケットは印象に残っています。
もう一つ印象に残っているのが、安楽死を選んだ男性の老人が、映画館みたいな所に一人座ってます。
綺麗だった頃の地球がスクリーン一面に映り、穏やかなクラシックが流れています。(環境も破壊されていました。)昔の自然を見ながら満足そうな顔で亡くなるのです。
1973年の作品ですが、近い将来を見ているようで、なんとも言えない気持ちになりました。。