薔薇色ノ怪物 | なないろDreamer

なないろDreamer

下駄履きの生活者ブログです。

504028869m.jpg
丸尾末広先生の本を二冊購入し、その内の一冊が「薔薇色ノ怪物」で、こちらも短編集です。

表紙の絵が凄く好きですね。
一番好きだった話は「僕らの眼球譚」

愛し合っている兄(お兄様)と妹の話です。愛し合っているといっても"ままごと"ぽいですが。
この話は投稿サイトで遊んでいた時にネタにしました。
時代が昭和20年から30年くらいでしょうか? ベッドに日本の掛け布団など妹の部屋はレトロモダンでいい感じです。
少年少女の残酷さで、おじさんを可愛い部屋で虐めます。
むごいので、途中から読むのが辛いです。汗
いい感じで切り上げてくれればよいのですが、丸尾末広先生は容赦なく厳しか人です(笑)

あと、タイトル通り眼球にこだわりもあるようです。
眼球舐め描写は丸尾先生お得意です。

そして、この短編集には有名な「少女椿」も入ってます。ショートカットが可憐な『みどりちゃん12歳』。
20111031164927afb.jpg

お母さんは布団の中で、鼠に噛み殺されていました。一人ぼっちのみどりちゃんは騙されて見世物小屋に行くことに。
みどりちゃんは本当に可哀相です。

フリークス達に集団暴行されたあとは「遠足に行きたい…」とポツリ。
遠足に行きたいという台詞が悲壮感を少し和らげてくれていますね。

長編の「少女椿」は確か読んだんですよ。その話は次回にしたいと思います。