[しおしお]のレコードを見つけたのは、イズム地下にあった玉光堂でした。本当に嬉しくて、売り切れたら困るから、すぐ家からお金を持ってきて買いました。レコードプレイヤーがないのでイトコから録音してもらいテープを何度も聞いたものです。
好きな曲は※方向音痴※ジャバラの夜など
方向音痴は歌詞に[ギロチンにかけられ~た人魚の首から上だけが、うう~人間だか、人魚だか分からなくなっちゃって知床の(しれっ!)海に身を投げちゃった月の夜だよ~ランランラララララン♪]
知床という地名入りなのがいいです。
ジャバラの夜はCMソングになりました。たまのメンバーも出てます。たまのイメージしかなくて何のCMか忘れました(笑)
他にも※学校にまにあわない 私はどうしても目的の場所につくことが出来ない夢をしばし見ます。それを再現するような辛い曲です。
私は思えば初めて自主制作のレコードを聞いたわけですが、ああ!これが自主制作か!といったような手作り感満載な感じでした。
音は全体的に小さかったです。
でもメジャーにはない良さがありすぎました。後にナゴムでCDにもなっているようです。
私みたいに[たま]ファンをしているとあることに気付くと思います。
レコードしおしおでベースの滝本晃司が歌っている曲があります。[夏の前日]という曲です。
曲を作り作詞をした人が歌うという たまのルール。私が間違えていなければ、滝本晃司は[たま]に憧れて途中から仲間になったそうです。
この滝本晃司[たま]からは浮いてます。
まずは物凄いイケメン。
服装も一般的むしろオシャレ。普通の人ぽい。だからたまでは目立たない。
でも、この滝本晃司とんでもなく才能があったのです。
夏の前日をおそらく当時の[たま]ファンは初めて聞く滝本晃司作品でしょう。淡々とした怠い曲だと思いませんでしたか?
でも、しおしおを何回も聞いて、夏の前日も何回も聞いているとハマりませんでしたか?
色んな色のパラソルが回るという歌詞でトリップしませんでしたか?
そう[たま]ファンをしていると一番最後に滝本晃司の凄さに気付いてしまうのです……次にCDでとんでもない曲を出します。