と夏だからか、またまた怖い漫画本の紹介です。

犬木加奈子先生の初期ホラー漫画『暗闇童話集』です。読みたくて読みたくて、中学生の時に本屋でお取り寄せしました。

『蛆螢』昭和62年発行 週刊少女フレンド掲載ですが、小学一年生とか、二年生とか、ドラえもんが表紙だったり、付録だったりする雑誌がありましたよね?
その小学五年生や六年生あたりの雑誌で見たんですよね。
夏のホラー漫画という感じで。
途中から※心臓の弱い方は見ないで下さい。と書かれていて袋とじだったので印象深かったです。
その話が入っていたのでビックリしたし嬉しかったです。

蛍が好きな少年が、、

蛍の幼虫を殺されたり、イジメられたりして…。

だんだんオカシクなってきて、、

蛍みたくなってきます。※心臓の弱い方は画像を見ないでくださいね(笑)


最後は抜け殻だけ残ります。。
という訳でイジメよくない!
他にもイジメっ子がギャフンと言わさせる話があり、タイトルは『おするばん』です。


食べ物を粗末にした子供が餓鬼に取り付かれる話など



童話集だけあって教訓的な話が多いですね。
犬木加奈子の初期作品は少女ホラーブームが来る前だと思いますが、少女ホラーは女子的な歪みを描いた漫画が多かったです。 前回紹介した呪いのワンピースも少女の心理をついたような作品ですし。。
暗闇童話集にも そんな話があります。タイトルは『首』です。


美人を嫉む話です。美人なだけで嫉まれます。
結末は嫉んだ女の子が不幸になります。
暗闇童話集は粒揃いな話ばかりで面白く、今も手元にあります。
少女フレンドで描いていたみたいですが、その後 少女ホラーブームで『ホラーM』が創刊され活躍されてましたね。
ホラーMは最初は読んでいました、作家陣が疲れてきたのか?作画に乱れが見え、離れて行きました。
終わり