
母親と娘の脳みそが入れ替わり、母親が娘の若く美しい体を手に入れます。 上原さくらのピアノ講師は元々さくらに欲情してました。ロリータな趣味ですが、奥さんもいます。このピアノ講師が さくらとイケナイ関係になる妄想をするシーンがあるのですが、ピアノを弾きながら さくらのブラウスのリボンを見つめ手を伸ばし、リボンをスルリと取る…………。 さくらは微笑みながらピアノを弾きます。そこで妄想は終わりますが、気分が抑揚するとてもいいシーンです。
母親が娘になった「さくら」は大胆になります。そりゃぁ見かけは少女でも中身は熟女ですからね。 ピアノ講師を誘惑します。ピアノ講師も元々惹かれていたので、 さくらが汗をかいたからシャワー入ります。といえば覗き見したりで ワヤです(笑)そんな講師を さくらは嬉しそうに微笑みます。そして、ピアノ講師がリボンに手を伸ばしましたが、 やはり妻もいるし、 中学生くらいの子供だし、 さすがに躊躇います。 さくらは「どうしたの?毎晩、夢見てたんでしょ……?」と微笑みリボンにかけた手に、自分の手を沿え スルリと取ります。妄想と現実が重なる瞬間、ハッとするピアノ講師の顔がいいですね。
楳図かずおの漫画を読んで思ったのが やたら外人くさい顔が出てくることです。この映画もピアノ講師はハーフか白人だし、 はっきり言ってなんだかバタくさいのです(笑)バタくさいのにピアノ講師は団地住まいで、生活感溢れていて 似合わないです(笑)。違和感を感じました。
楳図かずおは出たがりやなんで、映画にも精神科医として、ちゃっかり出演してます(笑)この映画はバタくさいけど、今村理恵の美しさと演技を見るだけでも価値があると思います。
※2011年に書いたのを載せました。