知り合いの大学生がアルバイトをはじめたそうです。
バイトはそれが2回目で、まだ未成年。
緊張しながら初日を迎え、とある個人でやってらっしゃる飲食店に右も左もわからずに立ちました。
暇な時間は、そこら辺に立っといてと言われ、
お客さんが来たときは、自分で考えて動け!とネチネチと言われたらしい。
バイト初日です。。これ。
領収書の書き方も教えてもらってなくて、途方にくれながらテンパっていると、
そんなことも知らんとや?的なことを言われたらしい。
本当は続けたかったけど、初日で辞めたと相当凹んでいました。
自分で考えろ!って便利な言葉ですよね。ほんと。
さもいいこと言ってる感がありませんか?
だけど、それを言うにはある程度の成長段階に入ってからのこと、のように思います。
赤ちゃんはまわりの人、親とかの挙動を真似ながらいろんなことが少しずつできるようになっていきますよね。
それが、摂理ですよね。
赤子の段階で自分で考えろ!ってアホ過ぎですよね。
手ー抜きすぎやっちゅうねん!
なめすぎやっちゅうねん!
親?先輩?上司?オーナー?って、高きから低きに流れる水のごとく、その所作を覚えさせるモデルのような役割があります。
ほんと、実は教えるってものすごく骨が折れるし、めんどくさいし、忍耐力がめちゃくちゃいるんです。
ただ、教えながら実は教わっていたり。すごく勉強になったり、
裏返ってみると、ほんとは教えられるために下の世代が顕れているのかと、ふと思ったり。。
そのめんどくささをうまーくカモフラージュして免責してもらう言葉として使えるのが、
自分で考えろ!
なんだろうなあ。と思います。
近所のマンションの窓が空いていて、夜中におかあさんと高校生くらいの娘とのお話が聞こえ漏れてきて眼を覚ましました。
どうやら進路相談にあたっての話し合いでした。
金切り声で、自分で考えてごらん!
とまくし立てながら言っていました。
自分で考えても何もでないからなにも出せないんじゃないかなあ。。
そういう時期って意外と長くあったりします。
自分ならどう答えるかなあ。
自分で考えろというより、自分の好みを話してみて?と言う風に誘導するかなー?
と、自分で考えながら眠りに落ちました。
難しいですね。
そういうことで、職場なんかで、新人さんに親切に丁寧に教えてくださる人って、本当に忍耐強くありがたい存在であると心から敬愛しますし、また自分もその立場に置かれたときは、そのように接していこうと改めて心した、ちょっと考えてさせられるお話でした。
創造性を求めるのは、そのあと、なんですよね。
きっと。
お花のボランティアをしていると、いろんなことを教わります。
教わるって大事です。そして、その通りにやってみます。改良します。そしてそれが知恵になっていきます。
