某大きな公園の花壇をきれいにしていた。
そこは中国人の観光コースになっているらしく、大型バスから降車した人びとがひっきりなしに通る。
パンジーの花目を摘み取る作業をしていたら、けっこう足を止めて眺める人びと。
きれいですね🎵
恐らくそんなことをいってニッコリコミュニケーションを取ろうとする勇気のある人もまま、いる。
ニッコリされたらニッコリする。
長靴で土まみれの私の写真を撮ろうとする。こんな姿とってもインスタ映えせーへんのに。。
すごく嬉しそうな二人の女性をみていたら嬉しくなる。
花は国、民族関係なく美しいよね。。って。あなたの国にもこのお花ある?って。。
よく、耳にするのは日本人の中国人の悪口。
個人的にイヤなことされたじゃなく、中国人そのものを見下す姿勢、目線、刷り込み。
私は、そういう話を聞くと、いつも自分が初めて海外に行った時のことを思い出す。
当時、日本人の世界からの言われようはいまの中国人に対するそれとそっくりだった。
サルがブランドショップを荒らしてる。
カメラぶら下げたバカ。
イエローキャブ?といわれた日本人の若い女性。外人とみるやすぐにヤらせる。ニューヨークのタクシーにちなんだあだ名。
そういう人もいるけれど、ブランドショップにもいかない、簡単に誰ともしない、、街のエナジーや建築物や美術やそこに暮らす普通の人びとを心から堪能しようとする人だっているんだと、そう思っていたし、そう接してくれた現地の人びとのほんの些細なやさしさや、微笑みは名だたる美術品なんかよりもずっと心に残った。
だから私も、そうしたいとそうする。
自分より劣ったと思い込んでいる民族や人のことをいつまでもいつもでもその刷り込みのまま、ありのままを観ようとしないうちに、気がつくとその本人はその人より、その国より、遥かにレベル落ちしている。
そんな話をしているならば、それは、下降の分かりやすいサインである。
私も、スペインの空の下で、普通に漂うおじいさんの写真とか撮ったなあ。その普通が私にはスペシャルなんだもん。
嬉しそうに長靴土まみれの私を撮ったあの女性には、スペシャルな感じがしたんだろう。あの頃の私のように。
日本に旅行に来てくれてありがとう
微笑みあった瞬間が、あなたのいい思い出となりますように