
昨日の夕刻の頃でした。
三日に渡って降り続いた雨がやみ、突如として澄みわたった青空が、夜の色と混じりあって西の空に輝くような細身の三日月が美しい時間でした。
まるで中東あたりの昔々のおとぎ話の挿し絵のような風景でした。
私は入浴を済ませ、家人が誰もいない静かなひとときに、自家製の化粧水を全身にパタパタと染み渡らせておりました。
ジャスミンの真っ白いお花を贅沢に使ったもので、その花の恵みに想いを馳せながら、花の精霊に感謝とも言えるようなキモチを込めながら、自分の身体を丁寧にケアします。
夕刻の涼やかな薄暗さを堪能したかったので電気はつけていませんでした。
ふと、ほんとうにふと。
私は私が大好きで大好きでたまらないというキモチに包まれました。
もうほんとうに好きで。
例えるなら、私が産み落とした最愛の赤ちゃんをほとばしるままに頬ずりしているような感覚です。
それはそれは、それはそれは、思わず母乳が溢れるようないとおしさ。
空は、夕闇から夜に向かっておりました。
今日は長雨に洗われた後だから本当に朝からいいお天気です。☆
自分をこんなに溢れるほど好きだというキモチがどんな風に世界に波及していくかも、言葉にできない体感でわかりました。☆