小学生の頃、蝶のなぞに夢中になった私。 | シン・135℃な裏庭。

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田口ランディさんの傑作(傑作だらけなんですが)パピヨンから、蝶の話ばかりしてますが、


1つの記憶に結びついたので‥とりとめなく書いてみます。


書く、アウトプットすることが、いかに自分の財産になりうるかということを、ブログをはじめて獲ました。


大分前、『八郎潟の八郎』という物語に心を奪われたというブログを書いたことがあるんですが、その時に、授業で2つだけ強く記憶に残っている物語があると、確か記していたはずです。


そのもう一個の物語が、『チョウのルート』という、論文?だったんですね。


チョウって、なんだか不思議な飛び方するでしょう?


その飛び方には、1つの法則が実はあってね。


ちょっと忘れちゃったんだけど(笑)確か、目に見えない不可視の光線?光のある色?濃さ?に反応して翔んでるんだって。

つまり、例えば虹色があったとします。すると、その中の黄色、より明るい?そこへ導かれるように翔んでるんだって。分かりやすく例えましたが。


こういったことを小3~小5あたりの国語の教科書で読みましてね。


イキましたよね~私。


飛んじゃうんですよね。なんだか違う次元に。


ほんと、科学とか理科とかまったくキライなのにね~


チョウのルートだけは、なんだか大切な部分に切迫したんでしょう。


しばらくチョウが翔んでいると、ぼけーと眺めていました。


蝶は、ナニかを握ってる。☆


で、水木しげるさんの自伝にも、蝶のことがあるんです。


ラバウルの最前線で亡くなった戦友たちの鎮魂の為に、20数年ぶりに生き残った友人と現地を訪れて、墓標を建てている時に、今までいなかった蝶たちが、水木さんらの周りを翔ぶんですね。


あ~あいつらの魂や‥と。


それから、水木さんと恋に落ちた現地の女性が亡くなったとされる頃、遠く、寒い日本の水木さんの家のお花に、南方にしかいないようなきれいな蝶が翔んでいたそうなんです。


水木さんは、それをみて、なぜか彼女の死を予感して、1人涙を流すのです。


水木さんを上官のリンチから身を挺して守ってくれた女性。


「この方は素晴らしい方なんだ!!なんてことをするんだ!」と。


あれから、数十年たっていた頃のお話。。



それから、数年前、子どもを連れて、あのリアル下町ロケットの植松さんのロケット教室に参加した時のことでした。


1人の参加者のお子さんが前日に突然の事故により亡くなりました。


秋晴れの校庭で、植松さんらが一生懸命子どもたち一人一人の手作りロケットを発射させています。


私はそれを後ろのほうで座ってみていました。


すると、私の前にいた、知的障がいを持っている優しい感じの男の子の肩に、ひらひらと、一匹の蝶が舞い降りました。


肩に蝶はしばらくとまって、まるでロケットの発射を息をのみながらみているように見えました。

子どもたちの中で一番優しくて、一番、内面で興奮しているような、その男の子の肩で。


私は、亡くなったあのこだな~と、目を細めて蝶を見つめていました。







こういった不思議な繋がりが、私の内面で軌跡のように動きはじめました。


だからなに?


とは思わないんです。


こうなった時、ある日突然、雷がなるように、「物語」が天から降ってくるのを、私は知っているのです。


ある日突然。。☆




不可視の光を選んで跳ぶ蝶のように、ナニかに導かれながら、その日を待つのです。☆