揺れ動く動物園。 | シン・135℃な裏庭。

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人は、自分に似ている存在を好きになるという…


















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息子が、文化祭出展作品撮影の為に、阿蘇熊牧場、もとい、阿蘇カドリードミニオンへ行きたいとかねてから言っていた。

息子はくまさんに似ている。。
そしてくまさんが好きドキドキ


















おーけー牧場♪



というわけで、カドリードミニオンです(笑)


熊本からのぼる阿蘇はいつぶりだろうか?


同じくドキドキ動物大好きドキドキ幼なじみハーフAも同行♪ハーフAは小柄で、どちらかというと小動物に目がない。

俳優の西田敏行さんが、不遇の時代、毎日毎日動物園のとあるゴリラをぼんやりと見に行っていたと言う有名なお話がある。


人は自分に似た存在を好きになる…




(´∀`)




そんなこんなで、じゃあ私はナニが好き?ってことになるんだけど、これがね、大きい声で言えないけど動物園が小さいころから苦手だったんです…。


この発言は、非常にデリケートな問題を孕むのでほんの数人くらいにしか話したことないのよね。

《まあ、子供らしくない》


《動物が嫌いな人間は優しさが欠けている》



そういう無言の非難をひしひしと痛感するからです。


実は…


兄と保育園から帰る道すがらに、スーパーマーケットがオープンしていて、そこに、ミニ動物園らしきイベントが開催されていたんです。


当然吸い寄せられるように見にいきますよね♪


ところが、そこで見た光景が私の幼い心を引き裂いた。


おじさんがひとりでやってたんだけど、動物たちは、不潔で狭い小さな籠の中に身動きもとれずに怯えていて、


一匹、気が狂ったように泣き叫ぶ小さな手長猿が籠に頭をぶつけていた。

たぶん狂っている……


おじさんは、イライラしていて、その猿を殴ったり威嚇したりしている。

よく見ると、片手が半分しかない。


恐る恐るおじさんに聞くと、捕獲した時に切れたんやろ。と、忌々しく吐き捨てた。


帰り道、苦しくて苦しくて、兄に見つからないように涙を堪えた。


なんで涙がでるのか、上手く説明できないお年頃だった。



そんなこんなで、それから私は、動物園があまり好きではなかった。


人は自分に似た存在を好きになる…


というより、その環境に同化してしまうんだなぁ。






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そんな幼い内なる自分を連れながら、くまさん達を眺める。


大きい!可愛い!


大きいって、動作がおっとりしてるよね(笑)私もだけど(笑)


いろんなくまさんや動物たちを眺めながら、この存在たちと、また同化していく。


ああ。豊かな食料の中で生きている。


だから、もう獰猛に牙を剥くことも忘れているのかも。


おちゃらけたポーズで皆を笑わせたりしてる。


環境も昔と違い清潔で気を使っているし、飼育員さんも、きっと愛を持って接していらっしゃる。

私たち人間も、本当の自然に還されたらどうなる?


おそらく生きていけない。


1から食料を探し、狩をするとか。


ある程度の整備のもとに暮らしている。


ここのくまさんたちも一緒だ。


衣食住は満ち足りた。だから次はナニをするか?

エンターテイメントのようなもの?


そうだ。楽しみ楽しませる?






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ツキノワグマの赤ちゃんたち。


かわいいドキドキほんとかわいいドキドキ


やっぱり私は、動物を不自然に飼うのは性にあわないけど、


今回、カドリードミニオンで、少し、あの頃の幼い私は癒されたようなキモチがしました。☆



そして、あの全身から酒臭さが漂っていたおじさんも、生きるために必死だったんだと、そんな風に成仏していきました。☆








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