Always doing more and more. | シン・135℃な裏庭。

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Always doing more and more.
(いつも、もっともっとやらなければ)



今の日本には、真面目だけど心の中が幼稚な人が多い。


疑似成長している人である。


疑似成長している人はたえずエネルギーを消費している。


すぐに疲れる。


常時走っている車が、ガソリンがきれて止まるのと同じである。


しかし本当は落ち込むのではなく、今の自分に誇りをもっていい。


誰も好きこのんで疑似成長してきたわけではない。


誰でも本当に情緒的に成熟をしたかった。しかしそれができる人間環境ではなかった。


成長していないのに、成長しているフリをしなければ生きてこれなかった。


内面は幼児なのに外だけは成熟した大人の役割を演じることは地獄である。


その地獄を生きてきた。

情緒的には幼児、しかし社会的には大人。


このギャップの中で生きることは、ものすごいエネルギーを必要とする。

普通は倒れる。今落ち込んでいる人は、それなのに倒れないで今日まで生きてきた。それはものすごいことなのである。


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世の中には自分の成し遂げた偉業に気がついていない人が多い。


幼児の頃から集団への献身を求められた人が、どうして大人になってもエネルギッシュでいられようか。


そんなことは無理に決まっている。


死なないで今生きていること自体が、不思議なのである。


ほとんど奇蹟に近い。


幼児の頃に搾取されて生きてきた人は、死ぬまでに正当に評価されないことが多い。


今、生きることに疲れた人は、この本を読んで「自分はすごいのだ」と気がついてほしい。


春が来れば雪は解ける。

暖かくなれば氷は解ける。


夜には見えないものも朝になれば見えてくる。


あなたの心の底に積もったゴミを焼き払いなさい。


もう「助けてくれ」と人に叫ばないで


自分でゴミを焼き払いなさい。






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『自分のうけいれ方』より。


加藤諦三さん。☆