私を、もう少し生きていさせてください。
愛した人との約束、
愛したこどもたちへの責任、
これから来る子へのありったけの愛、
そして、仕事を愛してくださった方へのお返し。
“自分で書く”とばっしり言える強いまり子、
社会探訪で“素直にびっくりするまり子”、
そしてなにより、
“自分の命とひきかえ”のように、
私を育ててくれた母に。
神様が、お聞きになります。
“まり子、あなた、こどもの命とひきかえにすることができますか?”
私は答えられます。
“はい、できます”と。
『約束』より。
宮城まり子さん。。