まとめて言えば、
現代人は『湧く前に強いる』ことが原因で依存症となり、
『真実を感じないでいられるよう逃げる』ことを目的に、
自ら依存症であり続けようとします。
いったい何のためにそうまでして『感じること』から逃げ続けなければならないのでしょうか?
それは、正しく感じてしまうと淘汰されるものがあるからです。
つまり、必要、不必要がはっきりしてくると
『必要でないものまで必要と思わせることで運営されている社会』
にとっては、都合が悪いことが起きてくるからです。
……
みんなで自ら依存症になってまで
目隠しをしながら狂った状況の存続に協力している、
というこの世界の実情。。
社会全体がそうだから仕方ない、と諦めるほかないのでしょうか?
いえ、私たち一人ずつが、封鎖していた感受性を取り戻すことは、
決意さえあればそう難しいことではないのです。
まずは、日々の当たり前の暮らしの中で、
過去、未来のではなく、たった今の自分にとって、
①何が『必要、不要』か
②どんなことが『快、不快』か、
この2つを軸にして判断する感受性を、自覚的に動かすことから始めてみて下さい。
すると面白いことに
『自分の傷みを自覚する力』
が育ってくるでしょう。
何しろ、それまでは
『痛んでいる』という事実を認めるかわりに
依存行為へ視線をそらして紛らわしていたところが、
痛みの正体を見据える強さと眼力が備わってくるのです。
そうなったらしめたもの
あなたはもう依存行為を
『心の支え』にする必要性がなくなることでしょう。
『ダイエットやめたらヤセちゃった』より。
夏目祭子さん