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またもう一つ、自覚しておきたいことがあります。
それは、ダイエットにはまりやすい人、摂食障害、依存症に陥りやすい人に共通の特徴として、
自分でも気づかないうちに
『被害者意識』を溜め込んでいる、
ということなんです。
つまり、被害者意識というのはつまり、
(○○のせいでこうなった)
という思考パターンです。
○○に入る相手は、様々です。
具体的な人物、環境、事件、出来事、
また、『この太った体』というのも大定番でしょう。
そこに入る言葉が何であれ、
『○○のせいで』という意識は、
『自分には、この状況を変える力は無い』
と言っていることを意味します。
そう、つまり、
『非力宣言』をしているということです。
被害者意識は、物の見方を狭く、自己中心にしてしまいます。
私も、その被害者意識が切り替わったのは、
近寄り過ぎたカメラを一歩遠ざけて、
もっと高い所から状況を見られた時でした。
結局、私の母が、その時代に与えられる精一杯の栄養を与えて
我が子を育てようとした、
そんな命の自然な営みを
私が勝手に破壊したから、
当然のようにそうなっただけのこと。。
言ってみれば、そこで
『加害者意識』に目覚めたのですね。
『自分が加害者』という事実に目覚めると、
○○のせいで、という意識は魔法のように引っ込みます。
だから、気づいてほしいのです。
太った体や摂食障害であり続けるのは、
家族の誰かのせいでも、
体質のせいでもない。
自分の体を、心を、いじめていたのは自分だったのです。
~イジメっこは、私だった~
そう凛々しく、
『加害者宣言』をして、
非力なフリをする状況を終わりにしませんか?
『ダイエットやめたらヤセちゃった』より
夏目祭子さん…☆
(この本は、ほんとうに素晴らしい内容ですので、すべての女性に読んで欲しい…と思っています☆)