4‐20

同じ時刻、北海道では、かっちょいいスタジアムで、大観衆に包まれて、1軍の試合が行われている。

イニングの合間には、ファイターズガールのキツネダンスもある。

一方、千葉の片田舎。

西船橋から40分バスに揺られて着いたスタジアムでは、ファームの試合。

当然ファイターズガールはいなくて。売れていないのかな?僕は全く知らない、おなかの突き出た芸人さんと、鎌ヶ谷のマスコットカビーが、イニングの合間をクイズとかで盛り上げる。

大観衆の声援はないけど、その分、直射日光が、紫外線が肌に痛い。

今年のファイターズはここ2年間と少し違って、調子いい。勝ち越している。

さすがにちょっと北海道までと言うわけにもいかず、鎌ヶ谷でファームを応援。

当然北海道で戦っていてもおかしくない野村だって、スチーブンソンだって今は鎌ヶ谷。

清宮だってと思っていたら、その日、一軍に昇格していた。

相手は、今年から参入した、新潟のチーム。スタンドで、一人、応援歌を歌い続ける

ファンもいた。

大半はあまり知らない選手。背番号は、背中からあふれんばかりの3桁。

そんな中、9回のマウンドには、背番号25宮西が上がる。

やっぱ、背番号3桁の育成選手とは全く違う、オーラというか、貫禄を身にまとっている。

そして、新潟のバッターボックスには、昔、ファイターズが強かったころを知る陽岱鋼。

今年から日本に帰ってきている。

こんな千葉の片田舎で、レジェンドの対決が見られるとは。

少し、胸が熱くなる。