鬼A「……一番嫌な月来たな」


鬼B「そら来るわな。いくら鬼でも時間は止められへんって」


鬼A「いや、時間止められるとかマジ次元越えてるって。その他もろもろ越えてる」


鬼B「デブなんか?」


鬼A「肥えてるじゃねーよ。なんだよその必要のないデブ設定」


鬼B「口が悪ぅない?イメージ悪くなりまっせ」


鬼A「お前、鬼が嫌われるためにいるのわかってないわけ?豆とか投げられる時点でいいようには思われてないよね完璧に。食べ物にだって使われてんだぞ?……おにぎり(鬼切り)おにしめ(鬼締め)鬼殺し(酒)」


鬼B「ただならぬ殺気を感じるなぁ」


鬼A「しかも、昔話で大体やっつけられてるの鬼じゃね?」


鬼B「悪は滅びるやないけ。ええ話やん」


鬼A「お前……満足なわけ?感動するなよやっつけられて」


鬼B「でも言い換えると、正義が存在するには悪が必要っちゅうわけやろ?」


鬼A「このデジタル社会で鬼が悪とか古くね?俺たちの仲間も髪のボリュームを無理やり上げて社会に出てるじゃん。やたら赤ら顔とか顔色悪いとか言われてるようだけど……。今の鬼――悪は不況だろ」


鬼B「拙者の家にいまっせ。――鬼嫁が」


鬼A「お前の嫁もともと鬼じゃねぇか。……てか拙者って何?突っ込みどころ多すぎてわかんないんだけど」


鬼B「いや、一寸法師とか桃太郎とかにあこがれて」


鬼A「お前もう鬼の中で出世できないな」


鬼B「オワタ」


鬼A「……オタワ?」


鬼B「カナダかよ」


鬼A「お前地理に詳しい鬼だな。てか突っ込み役取られたんですけど」


鬼B「え、それ決まってたん?てっきり拙者が突っ込みかと」


鬼A「もう何でもいいから拙者ってやめて?とりあえずやめよう拙者は」


鬼B「ちょ、今そこ突っ込むべきじゃないでっしゃろ。Aはん突っ込み界で出世できまへんで」


鬼A「そっちで出世するつもりはねーよ!」


鬼B「なんや、ノリの悪い」


鬼A「えぇ!?ノリで返すべきだったの今!?」


鬼B「ほら、ビール冷めまっせ」


鬼A「むしろ冷えてほしいんですけど。あったかいビールなんて飲みたかねぇよ」





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以上、節分後の鬼の会話でした。