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テーラーからスーツが仕上がったと連絡がき

て受け取りに来た。

ネクタイはレストランの予約日に櫻井さんと

一緒に選ぶことになっている。


「 よくお似合いです 」


「 ありがとうございます

    身体にピッタリで気持ちいいです 」


「 櫻井様よりネクタイは次回ご来店時にと伺

    っておりますがよろしかったですか? 」


「 はい、また櫻井さんと一緒に寄らせていた

    だきます 」


「 お待ちしております 」


スーツをケースに入れてもらって店を出ると

うれしくてつい顔がニヤけちゃう。


くふふっ


これを着て櫻井さんと食事に行くのが楽しみ

でしかたない。


思い浮かぶのは彼の笑顔。

もうオレの中で櫻井さんはかけがえのない人

になっている。


" オレも櫻井さんが好き "


その気持ちが日に日に大きくなっていく。

もうすぐきっと風船みたいに弾けてしまうだ

ろう。


自分の気持ちに素直になれば、ちゃんと向き

合えば、答えなんてただ一つだった。